堕ちてしまったヒーロー・清原和博のスターとしての責任


柴川淳一[郷土史家]

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覚せい剤所持で逮捕された元プロ野球選手・清原和博容疑者の報道。「清原よ!お前もか?」と思わず叫んでしまった。

息子たちとライオンズの帽子をかぶって一緒に、岡山県営球場へ西武対広島のオープン戦を見に行ったのがつい、昨日のことのように思い出される。

新人の頃からプロ野球選手のなかでも飛び抜けて背が高く、がっちりとした体格。試合前の打撃練習でも何本も外野スタンドに打球を打ち込んでいた。

試合が始まると若い娘や子供達の声援は常に「背番号3」に向けられていた。思えば清原選手のプロ野球人生は、そのスタートから華々しいものだった。

過去、何人ものプロ野球選手やOBが賭博、覚せい剤、八百長、詐欺、恐喝、暴行、女性問題等々、様々な事件で人生を棒に振っている。

彼らに憧れてプロ野球のヒーローに熱中した子供達が日本中にどれほどいるか。そういう子供達、元・子供達は、憧れのスターが堕ちていく姿を見るのがどれほど辛いか。この想いを「堕ちてゆくヒーローたち」は考えて欲しいものだ。

プロ野球界のみならず、スポーツ界、芸能界、政界はじめ、子供達に夢を見させてくれるありとあらゆる職業の大人たちは、すべからく襟を正してもらいたい。子供達はいつも大人達を見ている。

 

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柴川淳一

柴川淳一。郷土史家。1954年香川県生まれ。明治大学卒業後、地方銀行に37年間奉職。