<業務停止3ヶ月は重い?軽い?>「社員をうつ病に罹患させる方法」をブログに書いた社労士の処分


柴川淳一[郷土史家]

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愛知県の社会保険労務士で「社員をうつ病に罹患させる方法」と言うブログを書いた人の聴聞会が終わり、厚生労働省はこの人物に対して3ヶ月の業務停止処分を告げた。

この事件が聴聞にかかった理由は、社会保障制度や労働問題に精通するはずの社会保険労務士が、まるで労働者を見下し、経営者に一方的に肩入れし、違法とも思える労働行為をネットで示唆したことにある。

素人目にはこれが重い処分か、軽処分か分からない。しかし、本人は、聴聞会で、「真摯に反省します。」とする一方で、「重すぎる処分だ。もっと軽い処分を。」と望んでいるそうだ。どうやら、真摯に反省し、処分に従うことに不満を感じているようだ。厚生労働省が再議のうえ、処分を軽減したりする可能性はあるのだろうか?

他の社会保険労務士はどう感じているのだろうか? 実際に、社会保険労務士をしている若い青年に聞いてみた。

「愛知県のブログ社労士さんはやりすぎですね。ネットに載せるのは軽率すぎます。厚労省と社労士会は、厳罰に処すことで、事が重大にならないようにしようと思ってるんですかね・・・。最近はネットの言動に敏感な時代になってますから、それに沿った流れですかね。ベッキーもLINEでの軽率発言で大変ですしね。僕も、社会保険労務士として、発言には気を付けます。」

と、言う答えが返って来た。

安心した。たぶん、愛知県の「ブログ社会保険労務士」だけが特別変わった人なのだろう。このニュースで他の社会保険労務士が誤解される懸念はあるまい。

 

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柴川淳一

柴川淳一。郷土史家。1954年香川県生まれ。明治大学卒業後、地方銀行に37年間奉職。