トータルテンボス大村の不倫相手は本当に被害者か?


知久哲也[放送作家]

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「8.6秒バズーカー」はまやねん、「COW COW」善し、とにかく明るい安村、「東京03」豊本、「千鳥」大悟・・・。今年に入って、相次ぐ芸人の不倫報道は異常ともいえるペースだ。

そして、4月21日発売の『FRIDAY』(講談社)では人気漫才コンビ「トータルテンボス」大村朋宏氏(42)が、自身のファンである一般女性と不倫関係にあったことが明らかになった。

相手の女性は都内在住の23歳OL。女優・広瀬すず似の清楚系美女とのこと。一昨年の11月にSNSでのやり取りをきっかけに知り合った彼らはおおよそ月1度のペースで会っていたという。

相手の女性は、

「私の不注意で、友達に携帯を見られてしまったんです。オム(大村氏)とのLINEでやり取りでも見たんでしょう。それが巡り巡って、オムの耳に入ってしまって・・・」

と友人に大村氏との不倫関係がバレた経緯を告白。さらに、関係を隠しておくよう大村氏から言われた事を受け、

「その時初めて、私はただの『いつでもヤレる女』であって、都合が悪くなればすぐ捨てられるんだと気づきました」

と説明。相手女性は、大村氏との夜の行為の模様や2人の間で交わされたLINEの履歴まで暴露している。この記事を受け、ネットでは

「自分の欲求だけ満たされたらいいんですね・・・気持ちわるい」

「ただただ、奥様がかわいそう」

「しのびねえなあ」

と、大村氏への批判的な意見が散見される。愛妻家のイメージもある大村氏にとっては、かなり痛手の報道となった。

しかしながら、筆者は今回の不倫報道を受け、2つの違和感を感じた。

1つ目は、相手女性がまるで一方的な被害者のような顔をして週刊誌に不倫を告発していることである。

今回の報道で一番の被害者は紛れも無く大村氏の家族である。むしろ、妻子持ちである事を知っていながら不倫関係に至った彼女は立派な加害者であり、民法上で「不法行為」に問われる立場のはずである。

それを棚に上げ、週刊誌に大村氏との不倫事実をはじめ、夜の行為の模様や卑猥なLINEのやり取りまで匿名で暴露している。「芸能人の有名税」と言われればそれまでなのかもしれない。しかし、ある程度のプライバシーが制限されることがやむをえない芸能人とは言え、反撃できない一方的な「告発攻撃」はほとんどメディアを利用したイジメだ。

【参考】<キムタク叩きは無意味>木村拓哉VS他メンバーの構図は何のため?

自分が『いつでもヤレる女』と位置付けられてしまった(と思っている)怒りのはけ口として、週刊誌にイメージダウンを狙った暴露をすることで、最低で最狂の「攻撃」しようと考える相手女性の精神には心底驚かされる。騒がれ、家族が破綻するかもしれない大村氏を見て、「すっきりした」と感じるのだろうか。

2つ目は、今回、不倫を報じた『FRIDAY』が大村氏にだけフォーカスを当て、相手女性の罪を見て見ぬフリをしていることである。そもそも『FRIDAY』をはじめとする写真週刊誌は、「事実を伝える」ことを大前提に報道の自由を行使し、有名人に対する盗撮やストーカー行為を行い、記事にしているはずである。

その意味では、相手女性、それが一般人であったとしても、伝家の宝刀「報道の自由」を行使し、ある程度公平な視点で今回の騒動を報ずるべきなのではないか。今回の記事では相手女性の責任を一切問わず、大村氏の不倫に関してのみ記されている。これは、意図的に読者に誤った印象を与えているように思えてならない。

はっきり言ってしまえば、大村氏の軽率な浮気も悪いが、それと同等か、それ以上に相手女性は「妻子がいることを知りながら不倫した」「名誉を傷つけるような個人情報を許可なく暴露した」という2点において加害者だ。

イメージダウンという芸能人にとって最も辛い攻撃を受けている大村氏が表立って相手女性を「共犯」として指摘したり、反撃することは難しいだろう。そんな状況で、一般人であることを盾に、一方的な被害者を演ずる相手女性に何の「指摘」もないのは、やっぱりおかしい。

 

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知久哲也(ちく・てつや)放送作家。1985年、埼玉県川越市生まれ。2009年、大阪芸術大学芸術学部卒業。2010年、吉本総合芸能学院に入学し、芸人として活躍。その後、放送作家に転身。主な担当番組に「極限なぞなぞSHOW」「MXご自慢ライブ」「アニメちゃんに会える国」「あの年この歌〜時代が刻んだ名曲たち」など多数。