<メディア取材でも違法>接待大国・韓国で2800円以上の接待が禁止に

社会・メディア

メディアゴン編集部
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メディアの取材方法の旧弊として「飲ませ食わせ取材」がある。
取材相手が民間ならまだしも、反社会勢力ならやってはならないし、公務員ならこれは贈賄になる可能性がある。聞けば昨今、公務員とメディアとの会食は、ほぼ、ワリカンとなり、日本ではこの取材方法をとる者は少なくなったらしい。
ところが、このワリカンの習慣がないのが韓国である。
例えば、ソウルに韓国人の知人がいたとして、その人を訪れたとしよう。韓国の知人はそれこそ、下にも置かないもてなしで、訪問した側は飲食費などを含めあらゆる費用を絶対に払わせてもらえない。
しかし、これに甘えてはならない、というところがポイントだ。
時を経て当該の韓国人の知人が日本に来たとする。その場合はこちら側が、予定などをすべて調整した上で、韓国の知人の費用をすべて支払うのである。もちろん、韓国の知人はそれが当然だと思っている。これは良い悪いではなくて、慣習であり、文化の違いなのである。
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その韓国で、9月28日、公務員や記者ら(!)に対して、およそ2800円を超える食事接待・贈り物などが禁止される新法が施行された。「接待文化を変える台風」と朝鮮日報は伝えている。
さらに、この違反行為の申告者には褒賞として、およそ180万円が与えられるのである。
この新法のミソはメディアにも範囲が及ぶということである。公務員が記者に、なんらかの贈り物を贈ることなども禁止されると言うのだ。
この法律の今後はケーススタディとして、日本人と日本のメディアもよく観察する必要があるだろう。このところの日本での様々な不正発覚を見ていると、日本にも、日本なりの悪しき慣習が多々ある。こういった厳しい法規制も他人事ではないように思える。
 
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