<警視庁が注意喚起>「スマートフォンを利用している方へ」の事例が分かりづらい

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警視庁は、ネット関連の犯罪や注意を促すための情報提供サイト「情報セキュリティー広場」を開設しています。ここではスマホユーザー向けに「スマートフォンを利用している方へ」というコーナーが設けられているのですが、これがなんとも微妙な内容。
急速なスマホの普及によって、思わぬ事件や情報漏洩といったトラブルが多発しているので、注意喚起は警察としても当然の流れのように思いますが、ここで紹介されている事例が・・・ちょっと謎。
サイトでは次のような事例を上げて注意解説をしています。

  • 「強力な光を放つ機能のみの「懐中電灯アプリ」があったとします。このアプリのアクセス許可に「ネットワーク通信」と「個人情報」「電話発信」「位置情報」は必要ないはずです。」
  • 「この場合、自分の電話番号やメールアドレス、電話帳のデータ、位置情報がインターネットを通じて第三者へ送信される可能性があります。

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なぜ、「懐中電灯アプリ」なのかがいまいちピンときませんし、そもそもiPhoneの場合、最近の機種であれば懐中電灯機能が基本機能として組み込まれていますので、人によってはむしろ「使ってはダメなの?」とあらぬ誤解を持ってしまうかもしれません。
「通信を使わないはずのアプリで通信する場合は注意!」ということはよくわかりますが、もう少し現実感覚にそった事例を挙げてはどうでしょうか?
 
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