<日本史上第3の教育革命>IT(ICT)の影響を避けては通れない現在の教育業界


皆倉宣之[千葉学習塾協同組合・理事]

 

みなさんは、B2C(B to C)とか、M2M(M to M)とか、はたまたIoT(IoE)などということばをご存知でしょうか。IT関連の方ならご存知だと思われますが、それ以外の方にとってはあまり馴染みの無いことばかも知れません。

IT用語辞典の説明を借りますと、例えばM2M とは「Machine to Machine」を簡略した表現で、機械と機械が通信ネットワークを介して互いに情報をやり取りすることにより、自律的に高度な制御や動作を行うことだそうです。

本来は人間が機械に命令を出して双方が互いに情報をやり取りすることにより、様々な制御や動作を行うというものでした。それが、人間抜きで機械と機械が通信ネットワークを介して互いに情報をやり取りすることが主流となってきているのです。

M2Mシステムの例としては、工場内での工作機械の集中制御や、自動販売機の在庫状況の遠隔監視、様々な建物に設置されたエレベーターの稼働状況の監視、実際の自動車の走行状況を集約したリアルタイムの渋滞情報、発電所や家庭の配電盤などにセンサーやコンピュータを導入してきめ細かな電力使用料の監視や供給制御を行なうスマートグリッドなどが挙げられています。

そして、これを突き詰めるとIoT(IoE)ということになります。「Internet of Things(Everything)」を簡略したもので、文字通り「モノのインターネット」です。これは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うことを指しています。

その例として、大型の機械などにセンサーと通信機能を内蔵して稼働状況や故障箇所、交換が必要な部品などを製造元がリアルタイムに把握できるシステムなどが挙げられます。

さて、教育についての話をしてゆこうと思っているのに突然ITの話になってしまい、読者のみなさんにはちょっと戸惑われた方もいらっしゃるでしょう。しかしながら、いまや教育の世界もIT(ICT)の影響を避けてはとおることはできません。グローバル化の流れが世界を平準化しつつありますが、それとタッグを組むかのようにコラボしながら、ますますIT(ICT)の影響は教育の分野に進入しつつあるのです。

この動きは日本の歴史上第3の教育革命といっても過言ではないかも知れません。このことについて、これから話を続けてゆきたいと思います。

 

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皆倉宣之

皆倉宣之(かいくら・のりゆき) 千葉学習塾協同組合理事、塾教育研究会(JKK)代表 千葉市にて約30年間学習塾を経営。私教育の可能性と、公教育を検証する活動を首都圏の塾長たちを中心とした団体で実践中。 メディアの教育における利用についても造詣が深い。