[江川達也]佐野研二郎氏の事務所は「クリエイトする空気」ではなく「コピペする空気」が漂っている


江川達也[漫画家]

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佐野研二郎さんの事務所のセンス。

ネット記事で見ただけで、信頼性はわからんが、好みから言えば、この事務所のデザインはセンスがないと感じる。

「つまらんデザイン」だ。

才能のない人の仕事場だと感じる。無能な空気が漂う。自分なら金があってもこんな事務所なんか作らない。

こういうのがオシャレならば、俺はオシャレが大嫌いだ。デザインを作ってる空気を感じない。こういう部屋では、ものづくりがしにくい。

むしろ、「Mr.Copy&Past」という会社名だと、この事務所のデザインにしっくりくる。クリエイトする空気じゃなく、コピペする空気にはピッタリはまる。どんなものでもコピーできる無個性な空間だ。

自分の色は一切出さず、自分の創造性はカケラも出さず、何でも、注文どおり、探して、コピー、ペイストする無個性な無人格な無味乾燥した、どんな色にも染まる白い部屋。

そういう仕事ははかどるだろう。

自分の色が出た瞬間、クリエイティブが出た瞬間、使いにくい人になって仕事が来なくなるのに怯える空気を感じる仕事場だ。(筆者個人の感想なので普遍性があるかどうかはわかりませんが)

 

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江川達也

江川達也(えがわ・たつや)漫画家。1961年、愛知県生まれ。愛知教育大学教育学部卒業。 アシスタントの傍ら描いた習作『Don't Give Up』が『コミックモーニング』編集部の目に止まり、1984年、「BE FREE!」(『モーニング』)でデビュー。その後『まじかる☆タルるートくん』を始めとする少年誌向けのギャグ漫画や、『東京大学物語』『GOLDEN BOY』などの青年誌向けのストーリー漫画まで幅広い分野で執筆し、作品がアニメ化されるなど、立て続けにヒット作を生み出す。