キンコン西野「肩書き」も「芸名」も変更を検討中


西野亮廣[芸人(キングコング)]

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最近「芸人のクセに絵本を描きやがって」と言われる機会が、とんと減った。

10年前に比べて、自分の活動が少し浸透したのもあるのかもしれないけれど、芸人が本当にいろんな仕事をやるようになったのも理由の一つだろう。

僕は芸人が芸で人を楽しませていれば、それは芸人の本分の真ん中を進んでいるという考えなので、マジ歌もアリだし、DJもアリだし、小説もアリだし、映画監督もアリだ。

昔に比べて随分風通しが良くなったし、「アイツ、芸人のクセに〇〇なんかやりやがって。イタイ奴やなぁ」などと言う芸人がダサく見られるようになってきた。

僕にとってはかなり居心地が良くなってきたんだけれど、居心地が良くなってくると、それはそれで退屈で、居心地が悪くなってくる。

【参考】<文句ばかりのデザイナー?>キンコン西野「自称プロのお前、肩書きで語るな」

皆のモノサシの中に綺麗に収まっちゃっているのではないか? と不安になる。

『芸人』という職業が、いろんな仕事を内包しすぎているせいだ。

こうなってくると、普段、「肩書き」なんかには一切興味がないくせに、肩書きを変更して、ザワザワさせたくなってくる。やることは今のままで、もっともっと活動範囲が狭そうな肩書きが欲しくなる。

つまり、「芸人のクセに絵本を描きやがって」よりも、「絵本作家のクセに漫才をしやがって」の方がパンチ力があって、批判も起こりそうで、そんな生活を試してみたくなる。

「肩書きを『絵本作家』にしてやろうかな?」と思っていたら、「いっそのこと、芸名も絵本作家仕様に変えてやろうかな?」と思えてきて、現在、オンラインサロン内で、新しい芸名を考えているところ。

ニュースで紹介される度にニヤニヤしちゃうような、スットンキョウな名前がいいな。

 

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西野亮廣

芸人吉本興業
西野亮廣(にしのあきひろ)お笑いタレント、俳優、絵本作家、漫才コンビ「キングコング」のツッコミ、ネタ作り担当。1980年、兵庫県出身。タレント活動と平行しつつ、2013年2月には、ニューヨークのトライベッカ「One Art Space」で初の海外絵本絵画展「Akihiro Nishino Solo Art Exhibition」を開催。同年11月には「TDW ART FAIR 2013」の「小川登美夫賞」「川崎健二賞」も受賞。著書に、「グッド・コマーシャル」「嫌われ西野、ニューヨークへ行く」「Dr.インクの星空キネマ」「ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス」「オルゴールワールド(原案:タモリ)」など。