<厚生労働省は悪質>会計検査院が発表・公官庁の税金無駄遣い570件1568億円

政治経済

山口道宏[ジャーナリスト]
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会計検査院という役所がある。公官庁の税金の無駄遣いや不適切な経理処理などチェックをするが、2014年度の決算報告を発表した。
それによれば、570件1568億円だという。
「改善要求」や「意見表示」というが、お金は帰ってこない。全ては税金である。毎年こんなことが繰り返されている。
なかでも悪質だったのは厚労省だった。
あの5000万件の「消えた年金」の処理が終わらないうちに100万件の「漏れた年金」が発覚、「メタボ健診結果の入力不統一」、「極安家賃の空宿舎の放置」、「マイナンバー汚職」など不祥事に枚挙がない。
国民の年金受給額を引き下げ、介護保険料を値上げする役所である。いまや老後貧困はますます広がりをみせている。
行政の不祥事は強く罰せられなくてはならない。納税者が会計検査院に期待する時代はまっとうな時代といえるのか。すくなくとも消費税アップなどおこがましい。
 
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