<お菓子が罰金3万円?>海外に持ち込めない意外なお土産に注意
矩子幸平[ライター]
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夏休みを控え、海外旅行などの計画を立てている人も多いだろう。手軽なパック旅行もあるが、グローバル化が進展している今日、転勤などで海外に家族で赴任しているような友人・知人を尋ねる・・・といった旅やをする人も増えているだろう。
海外の友人を訪ねる際、やはり気になるのはお土産だ。中でも、日本ではありふれたモノだが、海外では手に入れずらい「嬉しいモノ」を持ってゆくと喜ばれる。しかし、日本では問題ないモノであっても、海外では持ち込みさえ禁止されているようなものは少なくない。例えば、肉類や青果といった食料品などはよく知られている。中には虚偽申告すれば、高額な罰金の対象になっているものもあるから注意が必要だ。
特にアメリカなどは、意外な・・・というか、あまりにもありふれたモノが持ち込み禁止物になっている。
例えばカップ麺だ。日本のカップ麺はアメリカでもポピュラーな食品で、普通のスーパーでも販売されている。それなのになぜ、日本から持ち込みができないのか? その理由は、スープに肉エキスが使われているから。鳥インフルエンザや狂牛病などの感染の可能性があるものはシャットダウンしている、というわけだ。
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他にも、日本ではロッテから「チョコたまご」の商品名で販売されていたお菓子「キンダーサプライズ」などもそうだ。「チョコたまご」と言えば、卵形のチョコレートで、小さなおもちゃの入ったカプセルを包み込んでいるオマケ付きのチョコ菓子。このお菓子、アメリカでは販売はもとより、持ち込みさえ禁じられている違法薬物レベルの扱いになっている。
その理由は、食べられないおもちゃがお菓子の中に入っているからだという。つまり、誤飲の恐れがある=危険物というロジックだ。なお、違法に持ち込んだ場合、没収の上、1個で300ドルの罰金だというから本格的な違法摘発の対象である。
「キンダーサプライズ」は日本での販売は終わっているが、amazonの海外通販で購入することができるので、とりわけ珍しいものではない。そのため、日本のような合法的に「チョコたまご」が購入可能な国から、アメリアにお土産などとして持ち込む人はあとを絶たない。アメリカの税関では毎年、何千件という「チョコたまご」が没収されている。摘発する方も本格的だ。
事情を知らないが故に、「お土産に」として軽い気持ちで「チョコたまご」を依頼されることも少なくない。しかし、実はこの任務は完全な「違法物の運び屋」であることを肝に命じたい。とんでもない高額な罰金を取られるかもしれないからだ。
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