SMAP中居正広が再認識させてくれた「ラジオ的なもの」の魅力

社会・メディア

影山貴彦[同志社女子大学 教授/元・毎日放送 プロデューサー]
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SMAPの中居正広さんのお父様が、今年の2月に亡くなっていた、というニュースに触れる。
5月9日、ご自身のラジオ番組でしっかりとお父様との思い出を語ったという。筆者自身、昨年父を亡くしており、かなり感情移入して、その記事を読んだ。残念ながら、そのラジオを生で聴くことはできなかったが、改めてラジオというメディアについて考えた。
こうした話を自身で語る場合、ラジオほど相応しいメディアはない。等身大というか、ありのままの思いを受け手にしっかりと、けれど仰々しくなく伝えられるのはラジオなのだ。
これがテレビ、例えば「金スマ」等の番組で最初に表に出ていたら、また違った感じで人々は受け止めたのではないか。テレビとラジオ、両方のメディアに関わってきた筆者だが、今も密な関係が続いている人々は、圧倒的にラジオ時代に知り合った面々である。
巷に溢れるテレビ評には、ネガティブなものが多いが、ラジオ評は、ポジティブなものがほとんとだ。
テレビ関係者は、

「なんとかラジオ的な番組を作りたい!」

と、よく口にする。半ば実現できた番組もあるにはあるが、やはり、醸し出す雰囲気は、本家のラジオには叶わないのが現実だ。
中居さんの素晴らしさに触れたとともに、ラジオの魅力について再確認した。
 
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