<GWにオススメなイベント>「GAME ON〜ゲームってなんでおもしろいの?」が面白い!


八坂 亮[ゲームクリエイター]

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今年のゴールデンウィークは二日休みを取れば十連休もの大型連休になる。すでに数日が経過し、そろそろゴールデンウィーク後半の予定も決まりつつあると思うが、まだお決まりでない方にオススメのイベントがある。

お台場の日本科学未来館で開催中の企画展『GAME ON〜ゲームってなんでおもしろい?』(http://www.fujitv.co.jp/events/gameon/)だ。

<ゲームの過去と未来が集まる展示>

このイベントは、副題にもある通り「ゲームがなんでおもしろいのか?」をコンピュータゲームの歴史をなぞりながら学べる展示イベントだ。「プレイの誕生」「ゲームセンターでプレイ」「いろいろプレイ」「おうちでプレイ」「どこでもだれでもプレイ」「アートでプレイ」「作ってプレイ」「みんなでプレイ」「未来をプレイ」といった全部で九つの展示ゾーンに分かれており、それぞれのゾーンがゲームの歴史を表している。

各ゾーンでは、ゲームを遊びながらその時代の特徴や、過去からどういう発展を遂げたかが解説されており、体感しながらゲームの歴史を学ぶ事ができるのが特徴だ。

展示されているゲーム数も多く、コンピューターゲーム黎明期の名作から、新時代の象徴であるVRゲームまで盛りだくさんで昔からのゲームファンにも、最新技術に興味がある方にもオススメだ。(VRの体験は整理券制となっており、混雑が予想されるゴールデンウィーク中は早々に整理券配布が終了する事もあるので要注意)

【参考】<4万4980円は高い?安い?>PlayStationVRはゲーム体験が進化するめったにない「祭」

<コミュニケーションツールとしての「ゲーム」>

先日、筆者も本イベントに参加してきたが、来場者の年代や国籍が様々だった事に驚いた。てっきり私のようなおじさん世代のゲームファンばかりかと思ったが全く違ったようだ。

そんな様々な人々が集まっているからこそではあるが、ゲームがコミュニケーションの橋渡しをしているシーンがそこかしこで見られたのは面白かった。

例えば、海外のゲームのプレイ方法がわからず困っている人を、そのゲームが好きらしい海外の方が身振り手振りで教えていた。当然彼らは言葉が通じていなかったが、海外の方の身振りに合わせてゲームを進めてみれば良い成績を残す事ができており、最後には互いに笑顔でハイタッチをしていた。

また、別のところでは小学校に上がるかどうかといった年代の子供が30年程前のアーケードゲームを遊んでいた。どうやら家族で来場していたようで、親が熱心に遊び方をレクチャーしており、次第に上達する様子に子供も親も楽しそうであった。

どちらもきっかけは「遊び方を教える」という一点であったが、教えながら一緒に楽しむ事ができ、最後には心で通じあっているような絆の深まりを感じた。ゲームが世代や国境を超えてコミュニケーションツールとしての力を発揮していた良い場面に出会えたなと思う。

是非、ご家族やカップルで来場してみてはいかがだろうか?

<ゲームは社会に浸透しつつある>

さて、このような世代や国籍を超えた交流が生まれるのも、ゲームの歴史があり、多くの人にゲームが遊ばれているからこそだろう。もはや、ゲームに全く触れたことがないという人の方が少ないのではないだろうか。

今までの30年でゲームが発展してきた歴史を今後も続け、ゲームが社会により浸透していけるよう、ゲームを作る人である自分としては気を引き締めなければと感じるイベントでもあった。

 

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八坂亮

八坂亮(やさか・りょう) ゲームクリエイター 1986年、大分県生まれ。大手ゲームメイカーにて、家庭用のゲームソフト開発を行う傍ら、『らくがきラボ』名義でスマホ向けゲームも開発にも従事。一人でも多く人に「ゲームが楽しい」と感じてもらえるよう日々精力的に活動中。