<金スマ>岡村隆史の出演回テロップが話題

テレビ

奥村シンゴ(ライター)

***

1月31日に放送された『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)のゲストにナインティナインの岡村隆史が登場した。番組最後に「親友・岡村さんまたこの場に遊びに来てね」というテロップが話題だ。

ツイッター上では、

「最後のテロップ、こんなん泣ける」

「めちゃイケで中居くんが言われていたことだ」

「中居くんが一番辛かった時に声をかけてくれたのがめちゃイケ」

など称賛の声が寄せられている。

<岡村が解散を踏みとどまったわけ>

前回の放送で岡村と親友の中居と初共演秘話や5年間絶交していた過去などの思い出話が盛り上がり、オープニングトークだけで放送が終了した。その後、視聴者から続編を求める声が相次ぎ、今回の放送に至ったという。番組で岡村は「漫才の授業だけ出るようにしてそれ以外なし、授業料を1万5千円も払うのがもったいなくないか?(授業料)を滞納して結果(吉本)をクビになる」と一度クビになった過去を明かした。

さらに、番組ではナインティナインが一度解散危機になったエピソードを放送。岡村は「1回(解散の方向で)そうですねみたいになってんけど、後日相方(矢部浩之)が来て、今辞めたら負け犬ちゃいますか?と止めてくれ、もう1回やろか」と相方矢部の助言があったことを明かした。

[参考]<チコちゃんに叱られる>岡村隆史のNHK初レギュラー番組に感じる「志」

そして、吉本興業をクビになったナインティナインの危機を救ってくれた当時・心斎橋2丁目劇場の支配人だった木山幹雄氏がスタジオへ登場。木山はダウンタウン・ハイヒールなどが登場し大人気だった心斎橋2丁目劇場へ吉本興業をクビになっていたナインティナインを出演させた。

岡村は「(木山が)面白かったらええんちゃいます?って言ってくれたから(心斎橋2丁目劇場)へ出られてた。木山さんが出してくれてへんかったら本当にそのまま辞めてた」と話した。

木山は岡村を「漫才は飛びぬけて面白いわけやなかった。当時、漫才のネタ、大喜利、ゲームコーナーを順番にMC変えてやってたけど岡村がすごかった。MCやってもメンバーと一緒になっても最後全部岡村のショー」と絶賛。

岡村が授業料滞納で吉本興業をクビになり、解散を考えたものの矢部のアドバイスや木山のバックアップで踏みとどまった。

<SMAP解散直後に中居が出演しためちゃイケを想起>

そして、番組はナインティナインが結成2年目で『ABCお笑い新人グランプリ』(朝日放送系)でグランプリを受賞した際の映像が流れ、人気バラエティ番組だった『めちゃめちゃイケてる』(以下めちゃイケ)(フジテレビ系)につながっていったというエピソードが紹介されエンディングへ。エンディングのスタッフロールが流れたところで、画面の左端の金スマの横に「親友・岡村さんこの遊び場にまた遊びに来てね」とテロップが入った。

このテロップで思い出すのは、中居がSMAPが解散した直後のめちゃイケに出演したこと。中居はニワトリのコスチュームでサプライズ登場し、人気音楽アーティスト「ゆず」の番組テーマソング「タッタ」をめちゃイケのメンバーと一緒に踊り歌い、「ゆずの歌が大好きだったし、楽しかったなあ」と笑顔で話した。

その放送回の最後で、

「つい2週間くらい前、僕たちは悲しそうにしている友達の背中を初めて見ました。中居くんにとってのSMAPが家族であるとするならば、めちゃイケは放課後の遊び場のような存在なのかもしれません。家族がNo.1にならなくていい場所であるように、遊び場も勝った負けたを決める場所ではありません。ただただ、遊んでいるうちに笑ってくれればそれでいいのです」

とナレーションが入ったのだった。中居と岡村の放課後の遊び場が3年後に金スマで実現した奇跡に興奮と感動を呼んだ放送となった。また、この興奮と感動を呼んだ陰の主人公が金スマスタッフであるのも忘れてはならない。

ツイッターで金スマを制作する高田修氏が、

「岡村さんが好きでめちゃが好きで業界に入って来たので今回は言葉になりません。 再現は可能な限り」

とツイートしている。番組では画面左半分少しに絵、残りを自己紹介、下に赤文字の画面紹介など随所にめちゃイケを想起させる演出だった。次回の遊び場も楽しみに待ちたい。

 

【あわせて読みたい】