<北朝鮮水爆実験>「許されない暴挙」でも憎しみの心に憎しみで応じてはならない


榛葉健[ テレビプロデューサー/ドキュメンタリー映画監督]

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北朝鮮が、同国初の水爆実験を行ったと発表しました。

一般市民を狙った「無差別殺戮」を前提とした兵器の開発は、そもそも国際法に違反した悪行です。これに対して国際世論は強く抗議をしていかなくてはなりません。

テロに水爆・・・。一般市民を人質に自分たちの意思を貫徹しようとする国家や組織に対して、たとえ少しずつでも平和の方向に進もうとする、人類の「知恵」と「信念」が求められます。

具体的な処方箋は、ありません。

ですが、憎しみの心に憎しみで応じれば、事態は更に悪い方向に進むことだけは確かです。

大量殺戮兵器は、北朝鮮に限ったことではありません。

今必要なのは、冷静かつ合理的に判断できる知恵と、「おかしいことはおかしい」と言い続ける強い意思でしょう。

重いものが突きつけられています。

 

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榛葉 健

榛葉健(しば・たけし) テレビプロデューサー、ドキュメンタリー映画監督 1963年東京生まれ。1987年、在阪民放局入社。さまざまなジャンルで幅広くドキュメンタリーを制作し、日本テレビ技術協会賞、坂田記念ジャーナリズム賞などを受賞。世界最高峰チョモランマの取材では、登山家たちが放置する大量のゴミを世界のテレビで初めて告発。1995年以降、阪神・淡路大震災関連のドキュメンタリー14本を制作。そのうち『with…若き女性美術作家の生涯』は、「日本賞・ユニセフ賞」「アジアテレビ賞」など数々の国際賞を受賞。東日本大震災の発生後は、私費で宮城県南三陸町や気仙沼市などに通い続け、映画「うたごころ」シリーズを制作。全国の劇場をはじめ各地で上映の輪が広がっている。