<ベッキー騒動の本質>「ベッキー&ゲス川谷」不倫問題よりもマスコミによる個人情報不正流出の方が問題


赤坂咲[女子大生ライター]

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筆者はあまりテレビ番組を見ないので芸能人の話題に詳しいわけではない。

しかし、そんな筆者でも、今大きな話題となっているタレント・ベッキーと「ゲスの極み乙女。」川谷絵音の不倫騒動については否が応でも情報を見聞きさせられる。そこで筆者が感じたことは、今回の騒動におけるマスコミのやり方の「汚さ」とその問題だ。

言うまでもなく、芸能人は一般人よりもテレビやラジオ等いろんな場面を通じて、その挙動が広く知れ渡るため、公私混同・玉石混合で色々な情報が流れることは仕方がない。本人が好きでやっている「芸能人」であるにせよ、365日24時間プライベートの時間でさえ誰かに張られ、何か問題が起きればすぐに雑誌やネットに掲載されたり、テレビで報道されたりする生活には同情を禁じ得ない。

マスコミ各社が「ビッグニュースだ、うちの記事を読んでくれ!」「この番組を見てくれ!」と必死なのはわかるが、芸能人とはいえ「個人のプライバシー」がある。それを考えないスッパ抜き合戦、周知合戦は、いかに対象が芸能人や公人でも限度があるはずだ。

もし、あなたが町の回覧板や掲示板に「○○さん、××さんと不倫!」などと掲載されたらどうだろう。実際に不倫をしていたとしても、していなかったとしても、だ。仮に独身だとして、好きな人がいてもいなくても、「○○さん熱愛?! お忍びデート」と掲載されていたらどうだろう。芸能人であろうが、一般人であろうが、嫌なことには変わりはない。

メディアの情報は、その内容が本当でも嘘でもすぐに広まり、釈明してもあまり効果は感じられない。むしろ、釈明や解説をすることでますます怪しまれることも多いだろう。読者や閲覧者はそれぞれ感想を持っているだろうが、何を言ったって本人の意見はとおりずらいのだ。

今回の騒動の中心には、ベッキーとゲス乙女・川谷の「LINEのやりとり」のスクリーンショット画像の流出があった。IDとパスワードがあれば誰でもログイン出来るし、家族や身近な人であれば、クローンの作成も用意だ。

しかし、LINEはいわばメール(私信)のようなもの。本来は本人以外は閲覧できない/してはいけないはずなのに、堂々と雑誌に掲載されている。本人たちが画像を提供したわけではないのだから、(「文春ありがとう」発言からも)第三者が画像を入手して流出させたのであれば、それは不正アクセスで、立派な犯罪だ。

犯罪性という意味では、ベッキーや川谷よりもはるかにマスコミの「LINE画像流出」の方が問題だ。

もちろん不倫は決して良いものではないし、川谷の奥さんのことを考えると他人事ながらベッキー&川谷には腹も立つ。しかし、芸能人だって人である。著名人だからこそより慎重にしよう、といえばそれまでかもしれないが、それでも間違えを起こすことだってあるだろう。

例え相手が芸能人であれ、「個人情報の不正取得という犯罪」を犯してまで、メディアがこういった問題をいちいち掘り下げるべきではない。

 

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赤坂咲

赤坂咲(アカサカ・サク)ライター。1994年生まれ。現役女子大生。趣味は、お裁縫と公園、ケーキめぐり。