芸人はなわが妻を歌った「ママには内緒」が笑える理由


高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事]

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芸人はなわのファンである。正確には、1歳年上のはなわの奥さん、現在43歳の塙智子さんの大ファンである。個人的には面識はないが、テレビの取材VTRを何度も見たことで、筆者は、はなわの奥さんが大好きになった。

筆者が見たのは自分が担当していた番組である「さんまのSUPERからくりTV」においてである。はなわ一家と子どもたちの、柔道チャレンジを追ったVTRだ。膨大な素材VTRを、編集して、放送できるようにするために、ディレクターと何度も何度も見たのである。

その頃から、作りの臭い、台本の匂いのするギャグには飽き飽きしていて、「笑えない」という職業病に罹患っていたのだが、はなわの奥さんが発する、たくまない、計算のない、人柄の良さが伝わってくる喋りには爆笑を禁じ得なかった。ついついヨダレが出るほど笑った。

そのはなわが、本人の作詞作曲により、奥さんのことを歌にした。そして、その曲を金曜日午後に放送されるNHKのナマの歌番組「ごごウタ」でその歌を聴いた。「ごごウタ」は小堺一機の司会でNHKふれあいホールから公開放送。トークと歌の演歌歌謡曲も聞ける古典的な番組である。

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曲のタイトルは「ママには内緒」。JASRAC(日本音楽著作権協会)が睨んでいるのでそのまま歌詞を書くことはできないが、はなわの奥さんである智子さんの実話を歌にしたという。以下のような内容だ。

* 前説をワイセツと勘違いした。
* サプライズのケーキはいつ出すか本人の前できいた。
* ポリネシアンダンスをポメラニアンダンスだと思った。
* 混ぜるな危険と書いてある洗剤を揺らさないように持った。
* 顔が広い知人の奥さんを顔がでかいと褒めた。

智子さんの姿が浮かぶ。この歌「ママには内緒」にはぜひヒットしてほしい。

 

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