<スマホ依存は時間のムダ>生産性を高めるためには「ガラケーに戻せ」


尾藤克之[経営コンサルタント]

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「スマホ依存症という病気があります。

スマホを24時間手放せない人を総じて呼びますが、スマホ依存は日本以外でも問題となっています。

WSJ(TheWallStreetJourna2)によればフロリダ大学、ミシガン州立大学、ワシントン大学の共同研究で、スマホ依存症は仕事の生産性を低下させて、コミュニケーションを阻害するという研究発表もされています。

総務省の統計では、2014年7月に日本におけるスマホの普及率は5割を超えています。ところが、スマホ先進国との開きは大きく、シンガポール93.1%、韓国88.7%、英国80.0%、フランス71.6%、米国69.6%。日本の普及率は決して高くはありません。しかも、新規契約者の伸びは今年にはいってからは鈍化しています。

私の知人の多くは、スマホからガラケーに戻した人が多いように感じます。2台持ちではなくガラケー1台のみの所有です。日常が忙しくて充実している人は思いのほかスマホを使用していないように感じています。そして彼らの多くはスマホを使用しないことの不自由さを感じていません。

スマホ依存を抜け出すための一番の処方箋はスマホを使わないことです。

まずスマホからガラケーに戻したらスマホ依存から抜け出せます。結局は、通話とメールがケータイの基本ですから。この2つがあればコトは足りるはずです。スマホに自分の生活をコントロールされること自体が人生の時間のムダであることを知ってください。

インターネットが確立して約30年。個人向けに普及して約20年程度。mixiが運営開始したのは約10年前。GREEも同年。

当時は、招待制の会員獲得のビジネスモデルが注目されましたが、いまや当時の勢いはありません。今年生まれた赤ちゃんが10歳になるとき。つまり2024年に、スマホはこの世に存在するのでしょうか。そして最先端のテクノロジーと呼ばれているのでしょうか。

どう考えても、最先端とは思えませんし存在すら危ういと考えています。モバイルの世界は日進月歩です。20年前に、東京テレメッセージという会社がありました。文字が入力できるポケベル(ページャー)で時代を席捲しましたが、同社は電気通信業者に様変わりし、ポケベル事業も1999年に消滅しています。

当時、女子高生を中心に爆発的ブームになった早打ち。いまだに役に立っていますか?

ですから必要に迫られていないのなら、ブームに依存する必要性もありません。一刻も早く、ガラケーに戻してください。

「スマホ依存」の問題を、1980年、男子から圧倒的支持された雑誌、ホットドックプレス(講談社)の北方謙三氏のコーナーで取上げられたら迷わずこう言われたに違いありません。「小僧ども、ガラケーに戻して、早く風俗に行け!」と。

[参考]http://jp.wsj.com/news/articles/SB10001424052702303996604579367853822586122

 

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尾藤克之(びとう・かつゆき)経営コンサルタント。東京都出身。衆議院議員秘書、大手コンサルティングファーム、IT系上場企業等の複数の事業会社の役員を経て現職。障がい者と健常者の共同生活によりボランティアスピリットを培うための社会貢献事業(アスカ王国)をライフワークとしている。埼玉大学大学院博士課程前期修了(経営学修士、経済学修士)