<鬱(うつ)は心の風邪?>製薬会社の見事なコピーが「鬱(うつ)」を国民病にした

社会・メディア

メディアゴン編集部

 
「うつは心の風邪」という絶妙すぎるコピーを考えて、「鬱(うつ)」を国民病にしたのは製薬会社である。
誰でもちょっとしたきっかけで罹患するが、医者にかかって薬さえ飲めば治ります、というイメージ戦略は成功した。
増加する患者数に拍車をかけたのは医者である。医者がどの診療科の看板を掲げるかには規制がない。心療内科を標榜する医者が増えたが、その医者がきちんとした「うつ」の知識を持っているとは限らない。
心療内科は、医療機器をそろえる必要もなく、椅子と部屋さえあれば開業できる。診察は基本的に問診するだけである。しかも、DSM-5というマニュアルに沿って、チェックするだけ。様子を見ることもせずに気楽に薬を出す。
このような状態が続いていいはずがない。とりあえず今、われわれができることは、ネットなどで調べて、学会に認定されているうつの専門医」を探して身を守ることだけなのである。
 
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