<アナウンサーへ、立ち姿に「点」を>テレビで見ていて「不安定」な人、いませんか?
高橋秀樹[放送作家]
2014年8月29日
テレビに出ている人で、その人のフルショットを見ていると、どうも不安定な感じがする人。いませんか?
その人は「点(テン)が入っていない」のだと著者は思います。もちろん、点といっても「得点の点」ではありません。読点、句点の点です。
利き手の人差し指で、何かモノを指差してみてください。そしてストップ。静止してください。そのとき、芝居心がある人なら、踊りなんかやっている人なら、3つの箇所に点が入っていると思います。指先、ひじ、そして肩の頂点です。こうして点が入っているとその見た目は安定しています。
冒頭の話に戻ります。
テレビで見ていて不安定な人、実はその人は立ち姿が決まっていないことがほとんどです。言い方を変えれば、足に一個も「点」が入っていないのです。では、と、むやみに「点」を入れてはいけません。「点」を入れすぎると、がちがちで不恰好になってしまいます。最初は一個から。
例えば、役者さんは「点」の入っている人が多いので、自分の好きな役者さんのフルショットを見て、研究してみてみると面白いかもしれません。「点」の入っていないと感じている人は、真似してみるのも良いでしょう。
特に、「点」の入っていないアナウンサーの人たちへ。
【あわせて読みたい】