<ニコ生で異色の映画監督対談>紀里谷和明監督がハリウッドのギャラを暴露!? 原一男監督の質問にタジタジ
メディアゴン編集部
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11月29日、「メディアゴン」がニコニコ生放送で配信する「メディアゴンチャンネル(http://ch.nicovideo.jp/mediagong)」にて、映画「ゆきゆきて、神軍」のドキュメンタリー映画監督・原一男氏と現在公開中のハリウッド映画「ラストナイツ」の監督・紀里谷和明氏の異色の対談が実現した。
紀里谷監督は「新造人間キャシャーン」を原作とする実写映画「CASSHERN」(2004)、俳優・江口洋介が大泥棒・石川五右衛門役を演じた「GOEMON」(2009)の日本映画2作品を監督として手掛けている。
番組では、MCである原監督のインタビュー方式で対談が進行し、紀里谷監督からハリウッド映画進出までのプロセスや、本作「ラストナイツ」制作の裏側などを聞きだした。 番組後半はワインを飲みながらの対談となり、ほろ酔い状態となった原監督が、ハリウッド映画における監督のギャランティーがいくらなのか問いただす一幕があった。
紀里谷監督は「やめてくださいよ」と苦笑しながらも、ハリウッド映画の監督のギャラには作品実績に応じて相場があるとしたうえで、日本映画の最も高いギャランティーの2倍からスタートすると説明した。
ギャランティーの件の他にも、「ラストナイツ」の撮影で最も撮り直しの多かった俳優は誰か、エンディングの真意など、質問をたたみかけ、他では見られない盛り上がりをみせた。
紀里谷監督が手掛けた3作品が男たちの戦いをテーマにしていることについて、「女を描きたいと思わない?」と、原監督から問われた紀里谷監督は「描きたいけど、女心が分からない。自信が無い。」とまたしても、苦笑しながら答えた。
番組のコーナー企画として、サインと座右の銘をポスターに書き込むよう求められた紀里谷監督は、「世間虚仮(せけんこけ)」と綴った。それに対して、原監督は「えらい挑戦的なフレーズやね」と嬉しそうに笑みを浮かべ、文字を眺めた。
今回の番組で初対面の二人だったが、「世間は僕らをミスマッチと思うだろうが、彼とは波長が合うと思っていた。彼がここに座った途端に、初めて会ったような感じがしないんだ。」と原監督が紀里谷監督に対する思いを語り、2時間に及ぶ番組を締めた。
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