<スノボ旅のめんどくさいを全部解消>スマホで完結する楽ちんツアーがすごかった!

ライフハック

ノバック友里恵(本誌ライター)

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<ゲレンデ=冬の総合テーマパーク>

本格的な冬の到来。本州でも雪のニュースが届いてくる時期だ。今年は4月に白濱亜嵐と山本美月主演で放送されたTBSドラマ「ゲレンデ飯」が話題となった年だけに、スキーやスノボに疎い筆者も「ゲレンデ飯」を体験してみたいと思っている。旅行会社などもさまざまな「冬のアウトドア」を開発し、多様な楽しみ方に溢れ、今やゲレンデはスキーやスノボだけを楽しむだけではない「冬の総合テーマパーク」になっているという。

ゲレンデはまるで映画のセットみたいな非日常空間で、キーンと冷えた空気を吸い込むだけで気分が上がるはずだ。運動したあとに食べる熱々のラーメンや、背徳感たっぷりのとろけるチーズごはん、そして冷えた体を癒やす雪見温泉…。滑れなくても楽しめる冬のテーマパークで雪景色をバックに映え写真を撮ったり、スイーツを食べ歩いたり。そんなゲレンデ旅こそ、冬にしかできない一番の贅沢ではないだろうか。

<スキー、スノボは準備が大変?>

それでも、冬のゲレンデ旅行には、腰が重い・・・と感じている人は決して少なくないのも事実だ。その最大の要因は、スキー・スノボを楽しむために必要な装備や手間の問題が大きいと言われる。確かに、手軽にできるというイメージはないかもしれない。だが、ツアーを利用すれば、手間なく気軽に楽しむことができるため、寒くて外に遊びに行くのが億劫な今だからこそ、「いっそのことスキー場へ行ってしまう!」という選択肢が人気になっているという。

そこで本稿では、創業60年以上、スキー・スノボ企画に定評のあるビッグホリデー社への取材から、楽だけど魅力的なゲレンデデビューの方法を解説する。

<初心者が直面する3つの壁>

雪山デビューをしようと考える初心者にとって、「ゲレンデに行こう」と思い立ったとき、まず最初に立ちはだかるのは、以下の3つの壁だと言われる。

(1)準備の壁:宿やチケットの手配が複雑

(2)移動の壁:不慣れな雪道運転やチェーン装着に恐怖を感じる

(3)費用の壁:用具レンタルなどで出費がかさむ

確かに、この壁がどれか一つでも当てはまると、一気に腰が重くなる。しかも、多くのケースで1つどころか、3つとも全部が該当してしまう。ビッグホリデー社によれば、このような壁で挫かれない唯一の方法は「パッケージツアー」だという。

パッケージツアーと聞くと、自由度のない修学旅行のような印象を持っている人もいるかもしれながい、現在のパッケージツアーはそのようなものとは無縁だ。むしろ、楽をして楽しむために、プロが旅行プランをたててくれる、いわば「旅行コンサル」に近いという。

<「面倒な手配」をゼロに。スマホ一つで完結する「準備の最適化」>

ビッグホリデー社は創業60年以上であり、数ある旅行会社の中でもウィンターアミューズメント業界では老舗とも言える存在だ。その「ビッグホリデー」が初心者の支持を集めている理由は極めてラクな予約プロセスにある。

初心者の場合、「何が必要かさえ分からない」という状態なことも多い。その結果、出発前に疲弊してしまうことも珍しくないというのだ。しかし、実際に行ってみれば、満足度は高いのが、ゲレンデ旅行の特徴でもある。つまり、行きさえすれば楽しいけど、行く意欲が挫かれることが問題というわけだ。

そういった「最初の一歩」を挫かないために、パッケージツアーを設計して、「準備の煩わしさ」を徹底的に排除しているという。例えば、ビッグホリデー社のパッケージツアーでは、基本的に「往復の交通」「リフト券」「宿泊(または日帰り)」「レンタル(オプション)」を全てセットにしている。これが何を意味しているのかというと、旅行者は、行き先と日程を選ぶだけで、必要な要素がすべてワンストップで整う仕組みというわけだ。

ビッグホリデー社によれば、同社のパッケージツアーは、「Web予約を済ませたら、そのほかの面倒な個別手配は必要なく、あとは行くだけ」という圧倒的な「楽さ」こそが、忙しい現代人や、手続きに時間をかけたくない若年層のニーズに合致し、デビューへの心理的ハードルを劇的に下げているのだという。行くことさえできれば楽しめ、リピートする人も多いだろう。

<「移動の壁」を克服する>

一方で、若者のドライバー人口も減少しており、移動の壁もなかなかの障壁になっているという。仮に自分たちで車を出す場合でも、運転に慣れていないことに加え、不慣れな雪道の運転は常にスリップ事故のリスクと隣り合わせであり、ドライバーの精神的・肉体的な疲労は計り知れない。

しかし、バスツアーを利用すれば、そういった不安はプロのドライバーが全て負担してくれるので、自分はただ現地に着くまで座っていれば良いだけとなる。ビッグホリデー社の利用者アンケートでも、バスツアーへの評価は非常に高いという。

もちろん、バスツアー以外の移動手段も豊富にとり揃えられている。「マイカープラン(宿泊+リフト券)」や、時間を有効活用したい層向けの「JR・新幹線プラン」まで、あらゆる交通手段を網羅されており、多様化したニーズへの対応力に驚かされる。

そもそもJR新幹線を取り扱える旅行会社は限られているため、新幹線派にとっては見逃せない選択肢だ。個人では安く買うのが難しい新幹線チケットも、リフト券とのセットプランなら個別手配より5,000円以上安くなるケースがあり、そのお得感は計り知れない。

<「個別手配」を凌駕するツアーの経済性>

そして3つの目の「費用の壁」も、パッケージツアーによって大きく軽減できる。個別手配でかかる費用(リフト券、ボード・ウェアレンタル一式)の総額よりも、同社のパッケージツアーは35%近く割安にすることができるものもあるという。個人旅行の場合は、これらに加え、レンタカー代・高速代・ガソリン代などもかかるので、パッケージツアーでのコストパフォーマンスはさらに高くなる。

特に、ビッグホリデー社のように、ウィンターアミューズメントに力を入れている旅行会社の場合は、「年内予約」のような早期割引も実施している。シーズンアミューズメントは、シーズン本番が近づくにつれて高額化し、予約も混み合うので、早めに計画を立てることで、人気の日程を確保できるだけでなく、費用もさらに抑えることが可能になる。

取材を通じて『準備・移動・費用』という3つの壁をすべて取り除ける旅行会社は、実はそう多くないということがわかった。その中で筆者が特に驚かされたのが、同社のほとんどすべてのツアーが『チケットレス』化されている点である。郵送されるチケットを待つ必要もなく、全てがスマホ一つで完結する。これは、チケットを忘れたり紛失したりといった、旅行につきものの些細なストレスさえも事前に防げることを意味する。ここまで利用者の心理的ハードルを下げることに徹底している点には、正直驚かされた。

<見落としてはいけない「実績の壁」>

バスツアーのような形態の商品では、価格以外の面にも注意する必要があるのも忘れてはいけない。ようは、「安全」と「安心」とそれを裏付ける実績と信頼だ。安いのは良いが、予期せぬトラブルに巻き込まれるようでは本末転倒だろう。実は4つ目の見えない壁として「実績の壁」があるのだ。

例えば、ビッグホリデー社は、老舗として高いサービスとコストパフォーマンスを提供しているだけでなく、創業60年以上持続してきた実績がある。直近10年間でのべ100万人という送客実績を有しているのも利用者からの信頼の証と言えよう。

この信頼を裏付けているのが、実際にツアーに参加した利用者から寄せられる「お客様アンケート」の内容だ。同社には日々多くの声が寄せられるが、その中で一貫して高い評価を得ているのが「人」に対する満足度だという。「案内スタッフやバスの運転手の方の対応が良く、優しく対応してくれた。」「電話やメール対応が早急かつ分かりやすく安心できた。」などだ。

価格競争が激化する旅行業界において、「人の温かさ」や「丁寧な仕事」を直接体感できるような部分こそが、最終的な顧客満足度を左右する重要なファクターとなっていると同社担当者は力説する。

<多様化するニーズへの対応力>

冒頭でも述べたように、「ゲレンデ旅行者=スキー客」ではなくなっているのが現在の潮流だ。「ガッツリ滑りたい」という人だけでなく、「雪景色の中でゆっくりしたい」「子供に雪遊びをさせたい」というニーズが年々増えているという。

ビッグホリデー社の場合は、ツアーラインナップが3600種類以上に及ぶという。同社ホームページでも、「ゲレンデ飯が充実したスキー場」、「積雪が豊富なスキー場」など、細かい好みに応じた選択肢が多数並んでおり、「なるほど、現在のゲレンデとはそういうことか」と思わず感心させられる。

さらに、「オンライン完結の予約システム」を利用すれば、24時間365日、利用者は自身のスマートフォンやPCから、希望する日程、スキー場、予算、交通手段といった条件を絞りこむことで最適なプランを瞬時に比較検討できる。プランの決定から予約、決済に至るまで、すべてのプロセスがオンライン上で完結する利便性が、時間を有効に使いたい現代人のニーズと見事に合致している。

準備の煩わしさや移動のストレスを、このように簡単に予約できる実績ある会社に丸投げすることは選択肢の一つだ。結果、経費も圧縮できるので、悪い面はまったくない。

いよいよ冬が到来するこの時期、寒さを理由に家にこもっているのはもったいない。今度の休みは、家族や友人を誘って、白銀の世界へ飛び出してみてはいかがだろうか。

 

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