<TBSには「テレビ局の力」はあるのか>『音楽の日(2014年8月2日)』


高橋秀樹[放送作家]

 

<「テレビ局の力」が日本テレビにはある>『THE MUSIC DAY 音楽のちから(2014年7月12日)』11時間生放送を見て』という原稿を書いたので、こちらにも触れておかなければならない。

TBSが、同年の8月2日、同じ土曜日の午後2時から、13時間にわたって『音楽の日』を放送する。タイトルは英語か、日本語かの違い。コンセプトも同じ、“歌の力でニッポンを元気づける”ことである。前者は司会が嵐の桜井翔と羽鳥慎一、後者がSMAPの中居正広と安住紳一郎。ジャニーズ事務所は内部の派閥が違うとされている。

SMAPと嵐でTBSと日テレの類似番組を見事にすみ分けた。あとは芸能プロダクションの業界団体である音事協(一般社団法人 日本音楽事業者協会)の全面協力で成り立っている。TBS版は2011から、日テレ版は昨年から放送が開始された。両者、年一回の特番である。

すでに放送された日テレ版の視聴率は16%であった。これを見て僕は日テレには「テレビ局の力」があると書いた。視聴率が出る前だが、フラットで自然な構成に好感を持ったからである。

TBS版の出演予定者を書いておこう。

SMAPのほか、AKB48、石川さゆり、加山雄三、Kis-My-Ft2、徳永英明、きゃりーぱみゅぱみゅ、ゴールデンボンバー、西野カナ、SEKAI NO OWARI、T.M.Revolution、一青窈、森山直太朗、秋川雅史、家入レオ、荻野目洋子、木村カエラ、GLAY、HKT48、NMB48、SKE48、坂本冬美、ZIGGY、JUJU、玉置浩二、TUBE、ナオト・インティライミ、中村雅俊、新沼謙治、乃木坂46、ファンキー加藤、ポルノグラフィティ、BENI

前稿の日テレ版の出演者と見比べてもらえば分かるが、見事にバランスが取られている。

あとは、TBSが、いかに「テレビ局の力」を発揮できるかだが、それは、TBSが、歌以外の雑多なバラエティ色をどう抑えるかにかかっていると、僕は思う。

この勝負、視聴者としては見ものである。