<皇居ランナーにもタレント事務所にもルールがある>タレントのみなさん。外部に向けて事務所の悪口は言わないで


吉田映一郎[株式会社キャスト・プラス]

 

筆者は皇居を走ることが多い。走り始めた15年前と比べると、皇居ランナーの数も5倍から10倍になったと感じる。皇居ランニングブームによる接触、衝突などのトラブルが増加し、近年問題なっていたが、東京・千代田区が去年作った「皇居ラン」のマナーを記した立て看の効果があったのか、最近は改善しているように感じる。

「狭いところは一列に」「周回は反時計回り」などの9か条だが、この中に一つだけランナーに向けたものではない1か条がある。「自転車はすぐに止まれるスピードで」これはどうも腑に落ちない。ただ、このマナーの正式タイトルは『皇居周辺歩道利用の9か条』なので、ランナー向けではない条項があっても、おかしいわけではない。

しかし、あくまでも「歩道」だ。そう考えれば、軽車両である自転車を規制しても良いのではないか。この際「皇居周辺歩道の自転車乗り入れ禁止」というルールを作ってはいかがだろうか。実際にレーサーたちが列を成してかっ飛ばしているのをよく見かける。

自転車が歩道からいなくなれば、今度はランナーが一番の「強者」になるのでより高いマナーが求められ、歩行者に優しい歩道になると思うのだが。

同じように、タレント・プロダクションにもルールがあるが、守られないこともある。

いわゆる「ショクナイ(内職)」だ。タレントが個人的なつきあいで仕事を請け負い事務所に「ショナイ(内緒)」にすることだ。事務所が取ってきた仕事ではないからと思うかもしれないが、その現場でトラブルが起きたらどうするのだろう。

事務所が対処することもできず、タレント本人の信用の失墜、事務所の管理不行き届きへの批判、といったダメージを受けるだろう。私の立場からすれば、タレントが居心地の良い事務所、所属するメリットを感じられる事務所であるように努めなければならないと思っている。

ですからタレントのみなさん。外部に向けて事務所の悪口は言わないで欲しい。

うん? これはマナーかな? いやお願いレベルですかね。

 

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吉田映一郎

吉田映一郎(よしだ・えいいちろう) 東京放送にて、報道記者、ディレクター、情報番組やバラエティ番組のプロデューサーを経験。 現在、株式会社「キャスト・プラス」でアナウンサー、キャスターの発掘、育成を担当。