<万人受けは狙わない16歳>ビリー・アイリッシュが新曲「you should see me in a crown」のライブ映像公開

映画・舞台・音楽

藤井夏子(音楽ライター)

***

アメリカのシンガーソングライター、ビリー・アイリッシュが20日に新曲「you should see me in a crown」を配信リリース。そのオフィシャルライブ映像が25日に公開された。

ビリー・アイリッシュはロサンゼルス出身の16歳のシンガーソングライター。2016年、14歳の時にメジャーデビュー。ラナ・デル・レイを彷彿とさせる透き通った歌声と、個性的なパフォーマンス、独特なファッションセンスで各界から注目を集めている。

学校には通わずホームスクーリングであった一方で、コーラス隊で活動していたり、ダンサーとしての表現力も卓越しているなど、彼女の生い立ちも独特だ。そんな彼女の生い立ちこそが、唯一無二とも言える個性を引き出しているのかもしれない。

【参考】<ジョルジャ・スミス「Lost & Found」>サマソニ来日で最注目R&Bシンガーの魅力

今回公開されたオフィシャルライブ映像でも彼女の個性が前面に出たパフォーマンスになっている。脱力感のある雰囲気と表現力に、重いサウンドがマッチして、ファンでなくとも見るものを魅了して止まないだろう。

16歳にして、決して万人受けは狙わない姿勢。自分自身ありのままでいることを音楽、ファッション、パフォーマンス、ダンスの自己表現を通して伝えてくれるアーティスト、それがビリー・アイリッシュだ。

米ビルボード誌でも21歳以下のアーティストで、「次期ブレイクアーティスト」に選ばれるなど、10代を代表する早熟シンガーソングライターの一人として世界的な注目を集めている。

8月に開催されるサマーソニックにて、いよいよ初来日することもで日本でも話題の彼女。今後の活躍から目が離せない。

【あわせて読みたい】