大病院への通院は新型コロナウィルス罹患が不安。持病薬はこうして受け取れた。

物部尚[エッセイスト]

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筆者は、新型コロナウィルスに罹患すると重症化すると言われている2つ以上の持病を抱えている。

持病治療のために、月に一度順天堂医院本院に、通院しているが、手術後、必ず服用するように言われている、持病薬がきれそうになった。通常なら予約した日時に来院し、診断を受けた後、一ヶ月分を処方されるが、今回は新型コロナウィルスの流行で、病院に行くのが怖い。順天堂医院のような大病院には、ざっと見渡すと1000人ぐらいの患者が集まっており、感染のリスクは高いと思われるからだ。待ち時間も長く、その可能性は高まると考えられる。

2月26日の日本経済新聞朝刊一面に寄れば、「持病薬などは電話による遠隔診療で処方箋を発行できるようにする」との、政府の対策基本方針が記載されている。電話が殺到していることは容易に想像できるし、まだ、風邪らしき症状もまったくないので、電話してもよいものか気後れしたが、思い切って掛けた。案の定混雑していたが、3度目につながって、看護師に事情を話した。その対応を時系列で記す。

筆者「郵送などで、持病薬の処方箋を送ってもらうことはできませんか」

看護師「当院ではご本人の診察後にしか処方箋をだすことは出来ないんです」

筆者「(コロナウィルスのことを話す、看護師はこちらの持病については知っている)」

看護師「ちょっとお待ち下さい(医師と相談しているようだ)」

看護師「ご家族の方とかはいらっしゃれませんか」

筆者「ごめんなさい。無理です」

看護師「はい。ちょっとお待ち下さい(再び医師と相談)」

看護師「お薬手帳はありますか」

筆者「はい(私はネット上に投薬を記録している)」

看護師「では、それを持って、ご近所のクリニックに行ってみて下さい。事情を話せば処方箋をだしてくれると思います」

筆者「ありがとうございます。そうしてみます」

親切に、応対してくれたこと感謝しつつ、近所の内科クリニックに電話してみた。事情を話すと、「紹介状はありますか」と聞かれたのでどきっとしたが、とにかく来てみて下さいとのことだったので、訪ねた。待合室にはマスクをした来院者が、5人。問診票を書いているうちに、すぐ呼ばれ、医師は、聴診器を当てると、テキパキと処方箋をつくってくれた。

「大病院はこういうとき大変です」・・・これが医師の感想だった。

筆者は無事、持病薬が手に入れることができた。助かった。

 

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