<オリジナル記事数で比較>7/6~7/12・週間ニュースサイト別記事数ランキング
メディアゴン編集部
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メディアニュース・メディア批評サイト「メディアゴン」(http://www.mediagong.jp)が送る「週刊ニュースサイト別記事数ランキング」。
今週も、前回(https://mediagong.jp/?p=10679)に引き続き、オリジナル記事を配信するオピニオン/ニュースメディア(21サイト)が、2015年7月6日から7月12日の1週間で掲載したオリジナル記事数のランキングを発表する。(メディアゴンはメディア批評に特化しているため、ランキングはあくまでも参考)
- 1. ギズモード・ジャパン・・・166 (-)
- 2. ハフィントンポスト・・・124 (↑)
- 3. ロケットニュース24・・・117 (↓)
- 4. 日刊サイゾー・・・111 (↓)
- 5. GIGAZINE(ギガジン)・・・105 (↑)
- 6. J-CASTニュース・・・101 (-)
- 7. ITmediaニュース・・・98 (↓)
- 8. 現代ビジネス・・・64 (↑)
- 9. ライフハッカー・・・62 (↓)
- 10. JBpress・・・60 (-)
- 11. カラパイア・・・56 (-)
- 12. ITmediaビジネスOnline・・・39 (-)
- 13. 産経新聞 iRONNA・・・35 (↑)
- 14. らばQ・・・30 (-)
- 15. 朝日新聞 WEBRONZA・・・25 (↓)
- 16. デイリーポータル Z・・・22 (↓)
- 17. イザ!・・・22 (↓)
- 18. 教えて君.net・・・21 (↓)
- 19. メディアゴン・・・11 (-)
- 20. PHPOnline衆知・・・8 (-)
- 21. nippon.com・・・6 (-)
今週8位の現代ビジネスは、「週刊現代」や「フライデー」などを出版する講談社が運営するオピニオンサイトである。
カテゴリは、「ニュースの深層」・「企業・経済」・「政治を考える」・「ニッポンと世界」・「オトナの生活」・「メディアと教養」の6つである。他のニュースサイトと比較すると少ないが、各カテゴリからさらに執筆者別や連載別などに細分化されて、その数は100を超える。カテゴリ名からもわかるように、社会問題についての記事で主に構成されている。
当サイトによると、『「現代ビジネス」は、第一線で活躍するビジネスパーソン、マネジメント層に向けて、プロフェッショナルの分析に基づいた記事を届ける新創刊メディアです。政治、経済からライフスタイルまで、ネットの特性を最大限にいかした新しい時代のジャーナリズムの可能性を追及します。』とある。
たしかに、当サイトに掲載されている執筆者は錚々たる顔ぶれだ。現東京都知事である舛添要一氏、ジャーナリストの田原総一朗氏、文筆家でタレントの乙武洋匡氏などの有識者たちが、国内外の政治・経済・社会など時事問題について言及している。
一方、9位のライフハッカーは、アメリカのGawker Media社が2005年から運営を開始したサイト「Lifehacker」の日本版である。当サイトによると、日本、アメリカ以外にも、オーストラリア、インド、イギリスでも展開しており、日本オリジナル記事と翻訳記事の割合はおおよそ4:6で、1日に8~12回の記事の更新がされている。
そもそも、ライフハックという言葉は、ここ数年で耳にするようになった。その意味は、大辞泉によると、
『仕事の質や効率、高い生産性を上げるための工夫や取り組み。2004年に米国のテクニカルライター、ダニー=オブライエンが考案した言葉であり、主に情報産業に携わるプログラマーや技術者の間で使われるようになった。』とある。
つまり、もともとは、IT関連の言葉であり、仕事の効率化を図る取り組みを指していた。しかし、テレビや雑誌などでよく目にするライフハックは、「生活や趣味で使えるちょっとした裏技」という解釈のものが多い。
少し遡るが、1997年から約10年間放送されていた、日本テレビ系「伊東家の食卓」のような生活で使える裏技が、昨今の「ライフハック」に該当するのではないか。だが当サイトは、生活や料理に役立つ裏技よりも、仕事術や健康術の記事が多い。本来の「ライフハック」が意味する、仕事の効率化を目的とした記事である。
そのため、ビジネスマンやOLの壮年期をターゲットとし、定期的にビジネスのハウトゥ本や自己啓発書についての書評も掲載されている。当サイトの紹介ページに、理念が記載されていたので、一部抜粋する。
『記事を読む時間が「消費」ではなく、自分への「投資」となるよう、役に立つ情報、人生の指針となるような記事をお届けしています。』
いま、仕事で悩んでいる方には、おススメのサイトである。
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