「ASKA覚醒剤使用容疑で逮捕」NHKニュースの原稿がヘンだ

社会・メディア

メディアゴン編集部
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11月28日の覚せい剤使用容疑でのASKA元被告の再逮捕報道。この日のNHKニュースの原稿が「変」だ。そのニュース原稿とは次のようなものだ。

「(警察官が駆けつけると)盗撮されているなどと、意味のわからないことを言っていた」

NHK社会部のデスクはこのニュース原稿を「変だ」と思わないのだろうか。人は脳で補正しながら原稿を聞いているから、見過ごしてしまいがちである。しかし、それにしても「変」だ。
「盗撮されている」という発言は「意味の分からないこと」ではない。むしろ、意味ははっきりと分かる発言である。
【参考】ASKA容疑者、覚醒剤取締法違反容疑で逮捕で、NHKニュースの見方を考える
NHKニュースのホームページで確認するともっと長い原稿をニュースの尺に合わせて短くしたことが分かるが、これを業界用語では「まるめる」と言う。
「まるめた」ことで、中身が変わってしまうことはよくあることだが、NHKの記者は、もっと気合いを入れてニュース原稿「まるめて」欲しいものだ。
もちろん、

「盗撮されているので確認してほしい」
「盗撮、盗聴、監視されている」

というようなことを口走っていること自体を「意味のわからないこと」としているのかもしれない。しかし現段階では、実際に盗撮されていないとも限らないので、やっぱり表現としては「変」だ。
 
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