ジャニーズタレントに認知されようとするファンたちの驚愕行動

エンタメ・芸能

藤森玲[ライター]
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好きなタレントから「自分を見てほしい!」と願う気持ちを持つ熱狂的なファンは多い。そして、その「気を引く為の方法」はファンによって様々である。お目当のタレントの顔写真をプリントしたウチワを持ってコンサートやイベント会場にゆく、という行為などはその代表例だろう。
もちろんいかに努力しようとも、タレント本人に認識してもらえるファンは限られた一部である。特に、ジャニーズ事務所に所属しているような人気タレントであれば、「認識される確率」はいちだんと低い。よって、タレントたちに少しでも認知されようとする熱狂的なジャニーズファンたちの「お金と時間」を惜しまない努力にはおどろくべきものがると言われる。
<コンサートや舞台など、全ての公演を最前列で鑑賞する>
これは一番ハードルの低い方法であり、ポピュラーなものの一つだろう。しかし、これを実行するためにも、当然、最前列のチケット毎回確保しなければならない。そのため、抽選となっているはずの各公演のチケットを転売サイトで定価より何倍もの高値で購入する。ハードルの低い行為がこれなのだからすごい。
<タレントの個人情報を探偵なみに収集する>
まず、ファン同士のコミュニティーの中に入り情報を集め、ジャニーズタレントのスケジュールを把握する。タレントの住所や電話番号を入手できる掲示板なども存在しているとも言われ、インテーネットを活用することで、努力次第でかなり有力な情報を集めることが可能であるとされる。他にも、コンサート帰りに後を付け(尾行)、タレントの自宅を把握し、自宅近辺に張り込むなどしてタレントに関する情報を集める探偵のようなファンもいるという。これら情報を元に、タレントと自分が遭遇するチャンスを探り出すのである。
<タレントの移動を追跡する>
タレントの出演するテレビ番組やコンサート会場などでの出入り待ちなど、タレントが仕事の為の移動と一緒に自分も移動する。もちろん、付いて行くためには、タレントの移動手段に合わせて行動しなければならない。車の場合はタクシーで追跡。追いかけていることがタレントや関係者にバレてしまうと逃げられてしまう可能性もあるため、バレないように一般車をチャーターするなどの対策をとるファンもいるという。タクシーで追跡するだけで数万円もかかるケースで車をチャーターした場合、その費用はさらに高額になる場合もある。
<移動日の飛行機のチケットを全時間で購入する>
飛行機で移動する場合、場所と日程の情報が得られても、搭乗する時間がわからないことがある。そんな時は、出発する日の東京から目的地までの全ての時間帯でチケットを押さえ、待機する。タレントが乗ることを確認した段階で一緒に乗り込む、というものだ。ひとときの時間と空間を共有ためだけの巨額な出費も厭わない。
<宿泊ホテルの全フロアで部屋を押さえる>
ジャニーズはホテルにセキュリティーを置くため、同じ階の部屋で宿泊している宿泊客でなければ同じフロアに入ることはできない。そのため、同じフロアに宿泊するというだめだけに、飛行機などの場合と同様、全フロアで、ひと部屋ずつ押さえる。もはやギャンブルだ。
【参考】<SMAPとジャニーズ>事務所が制限するアーティストの自由な表現https://mediagong.jp/?p=18702
これらの行動を実行してタレントに実際に認知されたファンが存在しているも言われる。真偽はともかく、さすがにこれだけのエネルギーを注ぎ込まれれば、いやでも目についてしまうことは想像に難くない。
このような活動を実行する熱烈なファンの中には、活動資金集めの手段として援助交際や風俗に身を投じる人も少なくないというあまり気分の良くない噂も流れる。
タレントに認知されるかどうかもわからないのに、普通の仕事では賄えない費用と、定職に就けないようなスケジュールで生活するコアなジャニーズファンたちのエネルギー。高齢化しているケースもあり、将来設計に他人事ながら不安になるぐらいだ。
もちろん、ジャニーズ事務所が策定しているタレントとファンの関係に関する規則や、ファン同士に存在する暗黙のルールなどを破り、結果的に出入り禁止になったり、コミュニティ内で多くの敵を作ってしまう可能性も十分にあり、ファンとしては致命的なリスクも抱えている。
このような大きなリスクを負ってでもなお、ジャニーズタレントたちに認知してもらおうとするファンたちの認知活動。こういった熱狂的なファンを生むことも、ジャニーズアイドルたちの神がった人気とカリスマ性だからこそなせる技なのだろう。
 
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