<子役がスポイルする面白さ>めちゃイケ「めちゃギントン」は子役を一掃すべきである

高橋維新[弁護士]
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2015年11月21日に放映されたフジテレビ「めちゃ2イケてるッ!」(以下、めちゃイケ)は、「フジ縛霊」と「めちゃギントン」の2本立てであった。
「フジ縛霊」は、以前収録・放映された「残りモノ」の再利用である。基本的には芸人を一堂に集めて一定のテーマに沿ったおもしろい話をさせる企画であるため(http://mediagong.jp/?p=12535)、やっていることの中身は「アメトーーク!」(テレビ朝日)に近い。
しかし、大しておもしろくない時の「アメトーーク」と異なり、芸人が個々のエピソードを話して盛り上がるだけでなく、盛んに有機的な絡みがあったので素直に評価できると感じた。
例えば、度々ラジオDJ風の曲紹介を振られる大谷(ダイノジ)であるとか、白鳥(たんぽぽ)の彼氏として出てきたチェリー吉武とのキスを振られる板倉(インパルス)だとか、坂上忍にチェリーとのキスをフろうとして引っ込める村本(ウーマンラッシュアワー)だとかである。
もちろん、芸人がたくさんい過ぎな感は否めない。生放送だと収拾がつかなくなってうるさいだけだろうが、収録なのでなんとかなっていた。
もう1本の「めちゃギントン」は、これまでのよりも幾分の改善が見られた。
「めちゃギントン」が本来目指しているのは、前身の「しりとり侍」「数取団」「色取忍者」と同じく、本気でゲームをやって、負けた人がキツイ罰ゲームを受けるというおもしろさのはずである。
ところが、ゲーム自体が変に子供にウケてしまったために、子供の視聴者を取り込むべく、リニューアルして大量の子役タレントをゲームに参加させるようになった(http://mediagong.jp/?p=9005)。
子役タレントなのでお笑いの機微を理解したゲームができない。子役タレントなのできつい罰ゲームもできない。結果、めちゃギントンが目指すべきおもしろさがものの見事にスポイルされたどうしようもないものが出来上がってしまっていた。
今回は、子役の動きはあまり目立たなかった。有野やホラン千秋の凡ミス、罰ゲームをおいしく思っていることをイジられるSHELLYなど、本来の企画趣旨に立ち返っていた感がある。ただ、全体的に短めだったので、子役に邪魔されておもしろくない時間が増え、使える部分が限られた可能性がある。
このような事態を防ぐためにも、今回見えた改善の試みを一層進めて、大量にいる子役は全て現場から一掃してほしい。
全員にギャラを払っているとしたら、これほど馬鹿馬鹿しい話はない。
 
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