<ニコ生でイスラム国を知る男・常岡浩介発言>大手メディアが日本でのテロ発生を煽るのはイスラム国の思うツボ

海外

メディアゴン編集部
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12月1日、「メディアゴン」がニコニコ生放送で配信する「メディアゴンチャンネル(http://ch.nicovideo.jp/mediagong)」にて、2014年9月イスラム国と接触した、自らもイスラム教徒であるジャーナリストの常岡浩介氏が注目の発言を行った。なお、誤解なきようお断りしておくが常岡氏はイスラム国のテロを一切認めるものではない。
takase tsuneoka
発言の一部を抜粋する。
現在日本を含めた大手メディアのイスラム国の報道は、接触できていない現状から鑑みるとイスラム国が発信する情報を分析したものに過ぎない。これは、いわばプロパガンダ発の情報であり、偏りは否めない。
日本でのテロ発生はあるのかという論議がかまびすしいが、これはイスラム国の戦略である恐怖によるコントロールの乗った物であり、これを煽るのはイスラム国を利することにしかならない。
イスラム国が世界各地で行ったとされるテロは、いわばフランチャイズ制のイスラム国シンパが行ったものである。これら組織はフランチャイズ制といっても日本の暴力団の下部組織のように、上納金がある訳ではなく、勝手連的存在である。
イスラム国は支配下の油田から出る原油を拍って資金を得ているとされるが、これらは川を挟んでトルコ領に売られている。ポリタンクをひもで数珠つなぎにしてトルコ領に渡しているとされるが、それだけでは、量が少なすぎるので、他に大がかりで組織的な石油の売り先が存在すると考えられる。
最近、常岡氏自身はテレビ出演が少ないが各局からの電話はある。電話での個別質問はあるが、実際にテレビに出る人は別の人になることが多い。
現場と上層部の考えに乖離があるのではないか。中東関係の専門家としては、千葉大学法政経学部教授の酒井啓子氏は、信頼が置けると考える。
 
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