<芸能界の仕組み>NHK『あさイチ』は稲垣・草なぎ・香取の3人をゲストで呼べるか?


メディアゴン編集部

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NHK『あさイチ』は時として、テレビ屋がタブーとしていることをヒラリと飛び越えて意欲的な企画を放送する大変魅力的な番組となっている。

過去には、民放が尻込みする「性教育」をテーマにしたり、誰もが疑問に思っいても出来なかった「週刊文春が不倫を取材する意義」を、突撃取材したりした。現在のテレビではなかなか取り組めないものは少なくない。

このような番組はスポンサー、編成、芸能事務所、局の上層部などにがんじがらめにされている民放の情報番組では「忖度」が働いたり、あるいは直接的な中止命令があって実現が極めて難しい。

そんな『あさイチ』だからこそ、今やって欲しい企画は芸能プロダクション「CULEN」に所属しファンクラブ「新しい地図」を運営する稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾のジャニーズを離脱した元SMAPの3人をゲストに呼ぶことである。

『あさイチ』はご存じの通り有働由美子アナウンサーとタレントの井ノ原快彦が司会を務める番組である。井ノ原はV6、20th Centuryのメンバーであり、ジャニーズ事務所の所属である。

その井ノ原司会者が、ジャニーズ事務所を離れた稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人をゲストに呼ぶことができれば、これは平成のテレビ史上、画期的なことである。

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これが実現すれば、NHKや『あさイチ』が、芸能事務所に支配されていないこと、そのわがままを許していないことを意味する。ひいては、紅白歌合戦の人選などに不適切なえこひいきなどはしていない、ということの証明にもなるだろう。

ところで、最近の『あさイチ』はコメンテーターやゲストに番組宣伝関連のゲストを呼ぶことが多くなり、長く続いた番組の弊害も目立ってきた。こういったキャスティングは「番宣だから」と言えば、苦労がなく、ギャラも安く抑えられたりするので民放の情報番組ではよく行われる。それはテレビ番組の堕落の象徴のように映る。

タブーに切り込める稀有なテレビ番組『あさイチ』は、そうあって欲しくないと思う視聴者は多いのではないだろうか。

だからこそ、V6・井ノ原快彦司会の『あさイチ』に、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾の3人をゲストに招いて欲しいものだ。

 

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メディアゴン 編集部

メディアゴン編集部(めでぃあごんへんしゅうぶ)2014年5月末日、東京生まれ。メディア批評・メディア評論に特化したメディア専門家によるメディアニュースサイト。キー局プロデューサー、ディレクター、イベントプロデューサー、放送作家、大学教授、評論家、ゲーム作家、弁護士・・・などなど、メディアの第一線で活躍する人材が活動中。