<高市早苗総務大臣に期待したいこと>小渕優子、松島みどり両大臣辞任で残るは3人


保科省吾[コラムニスト]

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あまりにもバカな政治とカネの問題で、小渕優子、松島みどり両大臣が辞任した。安倍政権「肝いりの女性大臣登用」は早くも崩壊である。

残る3人のうち、筆者が一番期待しているのは「身体検査盤石」のはずの高市早苗・総務大臣である。この方には、やってほしいことがたくさんある。

まず、夫婦別姓制度。夫が山本拓衆院議員で戸籍名「山本早苗」であるのに、「通名で高市早苗」を名乗っている方なら、きっとこの法案に力を入れてくださるだろう。

原子力政策であるが、地下式原子力発電所政策推進議員連盟に所属なさっている高市さんなら、原子力が現在のところ、人間のコントロールをはるかに超えている存在で、「地震国・日本」で地下に原発をおいた時の危険性もよくご存知だろうから、原発ゼロ政策をきっと実現してくださるのではないか。

きしむ日中韓の関係であるが、毅然として靖国神社に参拝した高市さんなら、日本の立場を堂々と説明した上で、日中間の関係改善にも力を発揮してくださるのではないか。

奈良市を中心とする「奈良一区」から出馬している高市さんであるが、農業県というイメージはあまりないのに、TPP参加には反対の立場である。これは親米派としてアメリカに媚を売らねばならない安倍首相とは正反対であるが、ぜひ、TPP反対の主張は曲げないで欲しい。

日米地位協定の改定についてはドイツや韓国とアメリカが結ぶ地位協定や、自衛隊が海外活動を行う場合を踏まえ、「見直す必要はない」とおっしゃっているが、TPP参加賛成と主張を変える時がきたならば、アメリカには、それと引き替えにして、日米地位協定を改定するという大技を見せて、沖縄を守ってほしい。

北朝鮮の拉致問題だが、高市さんは 有村治子女性活躍相、山谷えり子拉致問題担当相と、秋季例大祭が行われている靖国神社にそれぞれ参拝した気の合う仲間なのだから、山谷拉致問題担当相とよく話して頂いて、北の戦術にはまってしまった安倍政権を救って欲しい。

国会議員の一定数を女性に割り当てる法案には反対だそうであるが、それは、今回の大臣人事で「ほころび」が見えたような気もするから、なりたい人でなく、「ふさわしい人」が議員になれるような公平な選挙方法をつくっていただき、議員定数を減らすように頑張ってほしい。

集団的自衛権の行使を容認した場合、自衛隊の活動範囲について「例えば日本海だけというような地理的な縛り方は非常に難しい」というお考えのようだから、どうせなら、どこへも出て行かない自衛隊にしていただきたい。

高市さんは「特定の国家や民族を口汚くののしるのは日本人として恥ずかしい」と、ヘイトスピーチに対し厳しい態度で望む姿勢を強調しているから、拡声器を規制して、ヘイトスピーチと正当なデモを一緒に規制しようとするのは間違いで、国会周辺の原発反対デモは、全く別物なのだと国民に説明して欲しい。

それから高市早苗・総務大臣が仕切る放送界であるが、NHKの経営委員には百田尚樹氏が本当にふさわしいのか? ぜひ、判断してほしい。

 

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メディアゴン 編集部

メディアゴン編集部(めでぃあごんへんしゅうぶ)2014年5月末日、東京生まれ。メディア批評・メディア評論に特化したメディア専門家によるメディアニュースサイト。キー局プロデューサー、ディレクター、イベントプロデューサー、放送作家、大学教授、評論家、ゲーム作家、弁護士・・・などなど、メディアの第一線で活躍する人材が活動中。