<誰でもスタンプ長者を目指せる?>自作スタンプを意外なほど丁寧に審査・指摘してくれるLINE社の企業努力


岩崎未都里[ブロガー]

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昨年末の12月26日。俳優・田辺誠一さんのTwitterから「ちょっと早いですが、2015年も素晴らしい年になりますように!」とのツィートに添えられたご自身で描かれた「もみじ饅頭」のイラスト。

筆者はこれを見て、「何故、もみじ饅頭?!」と理解に苦しみました。思い直し、ツィートの文面をよく見直せば、そこには田辺さん曰く「来年の干支の羊を描きました」との一文。

「衝撃的」「田辺誠一画伯」とさえ言われ、ネットの世界では話題沸騰の田辺誠一さんのイラスト。いつも斜め上な画力を発揮した作品を披露してファンを喜ばせてくれます。

Twitterの「もみじ饅頭(に見えた羊)」に対するフォロワーたちの「大塚寧々さんですね!」「仙人ですね!」「もぐさですか?」などのツッコみにも、丁寧に「羊です。」とリプライ。優しい人柄が垣間見れて、筆者も含め、改めてファンになってしまう人も多いはず。ちなみにこの「干支ひつじ」は、2015年1月3日の段階で1万436件のリツイート、8962件以上のお気に入り登録がされています。

そんな田辺誠一さんですが、2014年9月に自身のブログにて、「LINEクリエーターズに参戦する!」と宣言後、先月11月6日LINEクリエイターズマーケットでスタンプを発売開始し、同日の人気ランキング1位を獲得しました。発売直後にはアクセスが殺到し、一時アクセス出来ない状態が続くほどの大人気ぶりだったようです。

田辺さんだけではありませんが、色々と話題になっている「自分で作ったスタンプを販売できるLINEクリエイターズマーケット」ですが、筆者の友人にもクリエイターズとして参加している人がいます。Katoayakoalaというペンネームで『日本の酔っぱらいおじさん』というスタンプを販売しています。年末年始の忘年会や新年会で利用しやすい、バーコード頭に眼鏡のチョット気弱で可愛いサラリーマンおじさんスタンプです。

以前、筆者が書いた記事「素人がLINEスタンプで稼ぐ方法」の中で、LINEクリエイターズマーケットには、素人が気軽に参加しているように見えて、実は「ズブの素人」はほとんどいない、という実態について言及しました。Katoayakoalaさんもその例に漏れず、ズブの素人ではありません。元・大手企業のデザイン室勤務していた強者です。

さて、そんな本人に作品を申請してから審査を通過し、販売されるまでの流れをお聞きし、驚いたことがあります。

それはLINE社の「親切さ(企業努力)」です。

Katoayakoalaさん曰く、

「『背景の指摘』や『何番のイラストはこのように〜したら良いでしょう』など、随時、一つひとつ指摘してくれるんで、審査をする社員の方々はメッチャ忙しいはずです」

とのこと。『背景の指摘』ぐらいに関しては、LINE画面スクリーンに合わせたスタンプカラーが必要条件でしょうから、予想はしていました。しかし、一つひとつのイラストについて指摘してくれる、予想を超えた丁寧さを感じました。

また、次のようにも述べていました。

「LINE社からは時々連絡があるので、こっちも頑張ろうと思って毎日スタンプのネタを考えてしまう。だから募集者は日々増えるんでしょうね~」

この親切さが、良いLINEイラストレーターを続々生み出しているのでしょう。 YouTuber育成にも似ていますね。こういう話を聞くと、筆者でも「指導してくれるんなら描いてみようか?!」と、まで思ってしまいます。みなさんもスタンプ長者を目指してはいかがでしょうか?!

 

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岩崎未都里

岩崎未都里(いわさき・みどり) 11歳より芸能事務所所属。多摩美術大学美術学部映像学科卒。学芸員。英国留学やバックパッカーの経験を通して、32カ国を渡り歩く。その間、パニック障害を完治させた。SJS症候群により九死に一生を得て、現在は闘病しながら あらためて医療心理学を学んでいる。