<芸能界はメジャー顔とマイナー顔で二分類できる>オダギリジョー、岡村隆史、豊川悦司、松本人志、堺雅人はどっちだ?


高橋秀樹[放送作家]

 

芸能人にはメジャー顔の持ち主と、マイナー顔の持ち主がいる。

この二項対立で分類すると、コンビの場合は、ボケがメジャー顔でツッコミがマイナー顔である。バナナマンの日村、ダウンタウンの松本、ナインティナインの岡村、くりぃむしちゅーの有田、フットボールアワーの岩尾、みなメジャー顔である。対して、設楽、浜田、矢部、上田、後藤は、みなマイナー顔である。

この分類のなにが役にたつのか、芸能界で売れるのはメジャー顔と決まっているからである。だから、これらのコンビは、一人の活動を行っても構わないがマイナー顔陣は、背景にメジャー後の相方がいるという立場を決して失ってはいけない。コンビが分かれたとたんに、マイナー顔陣は勢いを失う。

マイナー顔陣は、時として思索的である。ネタはマイナー顔陣が中心に考えていることも多い。司会ができるなどともいわれることがあるが、その時は普通にしているとマイナー顔が出てしまう面を抑えて、メジャー顔を出す努力をせねばならない。

つまり、人はメジャー顔、マイナー顔どちらもできるのであるが、油断しているとつい出てしまう顔で、自分をメジャー顔、マイナー顔に分類すればよい。

笑いの世界では、明らかにメジャー顔が有利であるが、他の職業ではマイナー顔が良いというケースも多いだろう。芸能界の中でも、役者の世界では、メジャー顔のスターも多い。オダギリジョー、豊川悦司などがその例である。個性派俳優は、みなメジャー顔である。温水洋一、柄本明、阿藤快、竹中直人、堺雅人。笑点のメンバーでメジャー顔は春風亭昇太と、林家木久翁のみ、あとは皆悲しい顔をしている。

かつて(もう出てこないだろうと思われるテレビ評の最高峰)ナンシー関が、芸能人を2分類するときに『子分体質』という、優れた、しかも、ぐさりと刺さる名づけを行ったことがある。今探してみると、千原ジュニア、東野幸治、板尾創路、ということになる。

 

【あわせて読みたい】