ウイルスよりはるかに怖いワクチン-植草一秀

政治経済

植草一秀[経済評論家]

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日本のメディアがほとんど報じていないワクチンに関する重大事実が存在する。

日本ではアストラゼネカ社製ワクチンを使用していない。アストラ社製ワクチン接種後に多くの重大事例が海外で報告されているからだ。安全性に重大な疑義がある。しかし、日本政府はアストラゼネカ社製ワクチンを、国費を投入して購入している。行き場を失ったワクチンを海外に提供することが画策され、実施されている。

台湾はコロナ対応で最優秀の実績を重ねてきた。ところが、東アジア人の免疫能力をすり抜けると考えられるL452R変異株が台湾に流入し、新規陽性者数が急増した。しかし、台湾政府の迅速で徹底した政策対応で、この危機を最小の影響で切り抜ける様相が強まっている。

この台湾に日本政府がアストラゼネカ社製ワクチンを提供した。安全性に疑義のある、日本で使用していないワクチンを提供すること自体、礼を失した対応だ。そのアストラ社製ワクチンが台湾で接種されたのち、重大事象が発生していると報じられている。中国・新華社は、台湾で6月19日までにアストラゼネカ社製ワクチンを接種後に67人が急死したと伝えている。

日本が提供したワクチンは124万回分。台湾では6月19日までに148万人が一回目接種を終えたと伝えられている。ワクチン接種後死亡確率は0.0045%。台湾の人口は2386万人。これまでのコロナ死者数は575人。コロナ死亡確率は0.0024%。ワクチン接種後死亡確率はコロナ死亡確率の約2倍。ワクチンを接種するリスクがコロナ死リスクを2倍も上回る。

台湾ではワクチン接種を忌避する動きが急激に強まっている。日本のメディアはこの重要事実をほとんど伝えない。日本でもワクチン接種後に多数の死者が発生している。

厚労省のHPでワクチン接種後死亡事例に辿り着くことはかなり難しい。

厚労省のホームページのトップページから新型コロナ感染症特設ページに進み、「新型コロナワクチンについて」をクリックし、文章の中の「新型コロナワクチンの有効性・安全性について」をクリックし文章の中の「新型コロナワクチンの副反応疑い報告について」をクリックし、文章の中の「死亡例の報告について(資料1-3-1、1-5-1)について」の資料をクリックして初めて死亡事例報告にたどり着ける。

日本でのワクチン接種後の死亡事例は5月30日までに139例、6月1日から6月4日までに57件とされている。たった4日間で57人の死亡事例が報告されている。

新規陽性者数よりもはるかに重大な数値。毎日、ワクチン接種後の死亡事例の数を公表するべきだ。政府はワクチン接種と死亡との因果関係を認めない。しかし、ワクチン接種まで何の問題もなく元気にしていた人がワクチン接種後に突然死する事例が多数報告されている。因果関係があると考えるのが順当。

新型コロナワクチンはまったく新種のワクチン。遺伝子ワクチンである。体内に異種のDNAが注入されて長期間残存する。重大な問題が発生するリスクを排除できない。ワクチン接種後死亡確率とコロナ死確率との間に大きな違いがないなら、リスクが未知数のワクチンを接種する積極的理由がない。

台湾では日本で使用しないアストラ社製ワクチンを提供し、多数の死亡事例が発生していることから、対日感情が急激に悪化しているとも伝えられている。

ワクチンのリスクを十分に周知することが必要不可欠だ。

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