あなたは自分で課題を設定し、自分で締め切りを守れるか?[茂木健一郎]


茂木健一郎[脳科学者]

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課題や締め切りは、脳がきびきびと活動する上で大切である。

しかし、肝心なことは、課題や締め切りには、外から与えられるものと、自ら生み出すものがあるということだ。

学校で言えば宿題。仕事で言えば受注、指示が、外から与えられる課題や締め切りということになるだろう。それをこなすことは大切だが、そればかりやっていると、何かが失われていく。

【参考】<芸人の素人イジりに疑問>地上波テレビに強まる「閉じた」感覚[茂木健一郎]

大切なのは、自分で課題を決めることで、さらに大切なのは、自分で締め切りを決めることである。特に、後者は、外から与えられないから、さぼろうと思えばいくらでもずるずる引き伸ばしてしまう。

いろいろな人としゃべっていると、

「◯◯がやりたいんだけど」

と言って、それから数年たってもまだ「◯◯がやりたいんだけど」と同じだったりする。課題はあるのだが、自分で締め切りを設定していないのである。

自分で課題を設定し、締め切りを決める。簡単なことだが、これができるかどうかで、人生は大きく変わってくると思う。

(本記事は、著者のTwitterを元にした編集・転載記事です)

 

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茂木健一郎

茂木健一郎(もぎ・けんいちろう)脳科学者。株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員。1962年10月20日、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻課程終了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を出て現在に至る。「クオリア」(感覚の持つ質感)をキーワードとして脳と心の関係を研究するとともに文芸評論、美術評論にも取り組んでいる。