「したい放題の政治屋」を退治できる会計検査院に期待


山口道宏[ジャーナリスト]

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会計検査院という役所がある。

その名の通り国の会計処理が適切になされているかをチェックするところで、具体的には国の交付金が正しく運用されているかを調べる。

ここ1~2ケ月でも防災無線を整備するも耐震時の機能が疑わしいで13億円を、学校給食の施設費の過大算定で4億3600万円を、文書保管倉庫不使用で年金機構700万円を・・・といった具合に無駄を指摘といったふうだから、いい仕事をしている。

【参考】<過労死大国ニッポン>国が進める「働き方改革」まで電通がプロデュース?

さて、「白紙領収書」が堂々と横行する我が国の立法府。政治家の劣化は既にいわれるところだが、「おれおれ詐欺」も顔負けの、政治屋ゴロだらけの世界であることは言うまでもない。

会計検査院には、次は交付金に準じ、同様に国民の税金が投入されている、地方から国会議員までの「帳簿」にも斬り込んでほしいものだ。

旧知の自営業者は次のように語る。

「宛名を自分で書いていいんだったら、いくらだって必要経費に回せる。税務署は俺ら自営業者へはチマチマと文句をいうくせに、政治屋はしたい放題だ。つくづく腹立つ」

まずは議員の「白紙領収書」への着手がいい。税務署か検察庁も後追いか、早い者勝ちである。

 

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山口道宏

山口道宏(やまぐち・みちひろ) ジャーナリスト、星槎大学教授、NPO法人シニアテック研究所理事長