<作り手の側こそ頭を使え>ちょっとした「禁じ手」でテレビ番組のマンネリ化は防げる


高橋秀樹[放送作家]
2014年8月16日

 

中継というのがある。 その時リポーターが開口一番 「私は今〇〇にいます」から始めるのを放送作家として、筆者は禁じている。

「私は今〇〇にいます」から始めることに、なんの工夫も感じないからだ。 「工夫して中継をおやりなさいよ」と言っただけでは、ほとんど工夫しないので、「私は今〇〇にいます」を禁じる。

すると、「私は今〇〇にいます」からは始められれないので、 何から始めようか思案投げ首。すると、そこに工夫が生まれる。

そんなことを偉そうに書くと 「私は今〇〇にいます」から初めては絶対にいけないのか?  など聞く奴が居るが、もちろん、これは原則。「私は今〇〇にいます」ことが一番の情報の時は 「私は今〇〇にいます」から始めるのである。

この「禁じ手を作る」という方法は、番組作りでマンネリ化と怠惰を防ぐのに効果的である。

筆者は自分で放送原稿を書く時は決し使わない言葉というのを決めている。 「……とか。……かも。」といった、途中で文をきるやり方。

「そんな中」「気になる…」「そして」「ものです」「徹底検証」「必見」・・・エトセトラ。

禁じると結構、考えるようになるものだ。

 

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