筆者は62歳である。アメリカ・サンディエゴ生まれだが､幼い頃父が死に、3歳の頃から母の母国日本・東京で育った。母は昨年90歳で死んだ。母の弟の叔…

東宝映画『雲の上団五郎一座』（1962年・昭和37年公開）は、DVDも、VHSさえ、発売されていない。日本の笑いの歴史を振り返るにあたって、貴重…

大将（萩本欽一）と、坂上二郎さんは、昭和41年（1966年）に「コント55号」を結成する。浅草松竹園芸場で名を売り、たちまち日劇の西田佐知子ショ…

2014年10月23日付「朝日新聞」朝刊に、ラルフ・ネーダー（アメリカの弁護士／社会運動家）氏と、日本消費者連盟共同代表が「TPPは、消費者への…

大将（萩本欽一）が言う。「僕の師匠は、しいて言えば鳩だなあ」もちろんこれは大将の諧謔で、「鳩をよく見ろ」。鳩だけでなく何でも観察しろということだ…

大将（＝萩本欽一）が、浅草でまさしく字義通り体得した「大人用の笑いの動き」とはどういうものか。大将が立って動き出した。「たとえばさ、『困るんだな…

あまりにもバカな政治とカネの問題で、小渕優子、松島みどり両大臣が辞任した。安倍政権「肝いりの女性大臣登用」は早くも崩壊である。残る3人のうち、筆…

日本の民放テレビは、インフラとしてはこれからも残っていくと思われる。但し、コンテンツは見られなくなってゆくであろう。以上のことは誰でも予測がつく…

「よる9時台というと、僕（大将こと萩本欽一）らの頃は大人の時間帯で、ドラマが中心。バラエティをやる土壌がなかった。今は月9なんて言うけど､これも…

「僕のような浅草育ちの芸人にはね、『絶対やっちゃだめ』って叩き込まれることが二つある」と大将（萩本欽一）が言う。「一つは『コケる』。一人でこけた…

「頭の人っていうのはどういう人だ？」と大将（萩本欽一）が僕に聞く。聞かれた時は間を置かず、すぐになにか答えなければならない、という訓練を大将から…

「僕（＝大将こと萩本欽一）は、浅草育ちだけど、僕らの先輩の人たちは笑いがやりたくてコメディアンになりたくて新宿（ムーラン・ルージュ）でも頑張って…

NHKの「番組と番組の間に入る自局番組の番組宣伝」はコマーシャルではないのか？放送法を読むと、「NHKはCMを流してはいけない」と定めてあります…

「コント55号の話を聞かせて下さい」「“ボケとツッコミ”って言うでしょ。あれはコントじゃなく漫才。漫才の人はボケの人が面白いことをやって、それを…

素人は、ある一瞬だけプロの域を越える笑いを生むことがあるそうだ。それが大将（萩本欽一）の持論である。ただし、放っておいたのでは駄目だ。それは、大…

6年間の雌伏時代を経て。大将（萩本欽一）は昭和41年に5歳年上の二郎さん（坂上二郎）と「コント55号」を結成する。大将25歳、二郎さん30歳の時…