<日本では禁止されている食品への放射能照射>アメリカ、中国では当たり前!野菜の放射線照射による殺菌

ライフハック

清水綾一[メディアゴン編集部]

 
反原発の声が止むことのない日本。実は、食品にも放射能を照射されていることをご存じだろうか。
現在わが国で食品照射をしているのは発芽防止目的の馬鈴薯ぐらいだが、世界を見てみると、中国を筆頭に世界中で香辛料などに対して食品照射が進められている。
わが国の輸入先上位であるアメリカは、世界的にみて中国に次ぎ2番目に食品照射を行っているのが現状だ。食品照射するメリットはいくつかあるが、最大のメリットは非加熱で殺菌が出来る事だろう。たとえば、香辛料を加熱殺菌してしまうと、香味が低減してしまう。しかし、放射能照射だと非加熱で殺菌ができるため、香味を落とさずに殺虫の効果が得られる。当然、長期保存もできる。
わが国では、食品照射された製品については、輸入や販売はできないがただし、どこですり抜けたのか、国内で照射された食品が見つかった例もある。今後わが国は、食品自給率が上がる可能性が少ない上に、TPPが締結されればより輸入食品が増えていくだろう。そうなると、さらに水際で完全に防ぐことも難しくなってくるのではないだろうか。
アメリカは日本の放射線照射禁止を関税障壁と指摘するかもしれない。
とある協会では安全性を確認したうえで、照射した香辛料を認めてもらえるよう国に要請している。しかし、それも未だに認められていない。要請からおよそ13年の月日が経っている。
 
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